だんだん寒くなると、つらくなるのが「冷え」。「冷え性」自体は病気ではありませんが、血流が悪くなりカラダが冷えることで、胃腸の不調・不眠・肩こり・頭痛などが起こったり、生理痛や生理不順が起きたりするともいわれています。たかが冷え性と思わずに原因と対策を知って改善しましょう。
まずは冷え性の原因を知りましょう。
ダイエットのため、食べる量を極端に減らすと、体温を維持するためのエネルギーが十分に補給されません。ダイエット中でもバランスの良い食事を心がけ、必要なエネルギーまで不足しないように気をつけましょう。
運動不足によって筋肉量が少ないと、カラダに必要な「熱」を十分に作り出せなくなります。さらに、血流が滞りやすくなり、作り出した熱をカラダの隅々までうまく運べなくなってしまいます。 座りっぱなしの時間が長かったり、運動する時間が少なかったりする人は毎日少しの時間でもカラダを動かすよう心がけたいものです。
全身に酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンの材料となるのが「鉄」です。鉄が不足することでこの働きが低下し、手足の冷えに繋がることがあります。 ⇒女性が特に意識すべき鉄分を効率的に増やすコツ
では冷え性対策にはどのような食事が勧められるのでしょうか?食事のポイントをご紹介します。
カラダを温める熱エネルギーは、食事のエネルギーから作られます。主食(ご飯・パン・麺類)・主菜(肉・魚・卵・大豆製品)・副菜(野菜・海藻類)の揃った食事を心がけ、食事量を減らし過ぎないようにしましょう。
東洋医学の考えでは、カラダの冷えにはカラダを温める食材をとるのが良いとされています。これらの食材を取り入れても良いでしょう。
・生姜・にんにく・長ネギ・玉ねぎ・ニラなど臭いの強い野菜
・ごぼう・カブ・大根などの根菜類、胡椒・唐辛子などの香辛料など
・米・もち米・いわし・エビ・牛肉・鶏肉・羊肉・さつまいも・山芋など
・食べ物については、こちらでも詳しく解説しています。
⇒カラダを温める!冷え性改善食べものガイド(あすけん公式サイトに移動します)
食事以外の方法で冷え性対策におすすめの方法を紹介します。
運動は血流を良くするため末端まで血液が運ばれやすくなります。代謝も上がり、燃えやすいカラダに繋がります。また、ウォーキングのような運動を続けるのも効果的。下半身の筋肉が鍛えられて代謝がよくなり、カラダが冷えにくくなります。
血流を妨げるきゅうくつな服装はNGです。 また、東洋医学では、冷やしてはいけないツボが首・お腹・足首にあります。腹巻や足首まで隠れる靴下を利用して、これらのツボを冷やさないようにしてみてください。 冷房の効いた電車内やオフィス内でも調整ができるよう、カーディガン・スカーフ・ひざ掛けなどを用意するのもよい方法です。
湯船につかるようにして、カラダを芯から温める時間を作りましょう。40℃前後のぬるま湯に浸る半身浴は、カラダの内側から温めてくれます。お風呂上がりには冷え防止で靴下を履くようにしましょう。
⇒入らないと損している!?お風呂の効果&おすすめの入り方ド(あすけん公式サイトに移動します)
“冷えは万病の元”とも言われるように、カラダに大きく影響します。不調があらわれる前に生活習慣や食生活を見直し、冷え性を改善しましょう。
【参考・参照】 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp) <https://w-health.jp/woman_trouble/cold/>(最終閲覧日:2022/1/28)
公開日:2022/2/22 ※本記事は、2016/9/12に公開した記事を再編集したものです。
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