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食パンを揚げ焼きし、ソースをかけて食べる「パンカツ」をご存知ですか?かつて八王子で誕生したといわれており、じわじわとファンが増えているのだとか。今回は、知る人ぞ知る「パンカツ」のことを知るべく、日本パンカツ協会の広報部・金子洋之さんにインタビューをしました。自宅で作れるパンカツレシピも必見です!
—パンカツってどんなもの?
「まず、6枚切りの食パンに水で溶いた小麦粉を振って、パン粉を付けます。それを揚げ焼きし、ソースをかけて食べるんですよ」
—いつ頃、誕生したのでしょうか?
「どうやら戦後の街で、神社の屋台などで売られていたようです。具の入っていないお好み焼きの『おべった』よりも少し高価なものだったとか。目の前で焼いてくれて、サイコロのように角切りにされたものを、油紙に包んで手渡してくれたそうです。今でも八王子市内のお好み焼き屋には、『パンカツ』がメニューに残っています」
—どのようなファン層?
「お祭りやイベントで屋台販売するのですが、お年寄りは懐かしいと言ってくださいますし、若者は『なんじゃこりゃ!?』と興味を抱いてくださいます。ソース味なのでお子さんにも人気がありますし、実はビールとも合うので、何枚も買ってくれるおじちゃん層のリピーターもいます(笑)」
—今後の展開が楽しみ!
「パンカツ協会では“認定制度”を作ろうと準備中です。特注したパンカツ専用ソースとラードを使用することを条件にし、クリアしているものに認定証を発行します。これからもどんどん盛り上げていきたいと思います」
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