2月3日は節分ですね。ご存じのとおり「福は内、鬼は外」と声を出しながら豆をまき、邪気を払う行事ですが、一部の地方では「大豆」ではなく殻つきの「落花生」をまいているらしい、ってご存知でしたか?
節分とは、文字通り季節を分ける日のことを指します。本来は、春夏秋冬すべてに節分があるのですが、特に春の始まりの日である「立春」が重要視され、その前日である2月3日が「節分の日」として広く浸透することになったのです。
昔から季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていたので、邪気を払い福を呼び込む「厄払い」の行事として、節分には豆まきが行われるようになりました。また、豆まきに炒った大豆を使うのは、魔の目(まめ)を「射る」という意味が込められているという説があります。
節分の由来にもあるように、豆まきといえば「大豆」を使うのがあたりまえというイメージがありますが、実は、一部の地域では「大豆」のかわりに「落花生」が使われているらしいのです。
例えば、北海道・東北・信州など寒い地方では、雪の上に豆をまいたときに、落花生の方が拾いやすいという理由から、大豆の代わりに落花生が使われるようになったと言われています。このほか、落花生の産地として有名な千葉県や九州の一部でも、落花生を豆まきに使っているようです。
落花生を使うと「豆まきのあとの掃除がラク」「落花生は殻つきなので、拾った豆を食べることができる」など意外なメリットがあります。そのせいか最近では、上記の地域以外でも、豆まきに落花生を使う家庭が増えているそうです。
正当派の「炒り大豆」も捨てがたいですが、豆まきって正直めんどくさい…と感じている人は、「落花生」を使ってみるのも、ひとつの手かもしれません。
クックパッドユーザーに聞いてみたところ、大豆が当たり前〜と思いきや意外や意外、23%が落花生と答えていますよ!(2014.1.23時点) さて、あなたはどちらですか? (TEXT:金直子)