あなたは、目玉焼きに何をかけますか。ある人は醤油、ある人は塩、ある人はケチャップ…人それぞれ好みがあることかと思います。 ところで、これらの中で"目玉焼きと最も相性がいいものが客観的に分かる"と言われたら、どうでしょうか? 実は、食べ物の相性は『相性度』として算出することが出来るのです!
食べ物の相性を知るためには、まず食べ物の味を知る必要がありますね。 味は、「甘味」「旨味」「塩味」「酸味」「苦味」の基本5味で成り立っています。 どんな複雑な味も、細かく分解するとこの5つで作られているのです。 つまり、食べ物の味を知るということは、この5つの味がそれぞれどの程度含まれているかを知ることなのです。
そこで役に立つのが『味覚センサー』! 味覚センサーは、ヒトの舌の味覚を再現したセンサーです。
味博士の研究所には『味覚センサー レオ』という、慶応義塾大学と共同開発した味覚センサーがあります。このセンサーを使って食品を分析すると、含まれている5つの味を客観的な数値で表すことができます。
たとえば、普通の卵の味を測定するとこんな風に数値が出ます。
甘味1.48、旨味2.52、塩味1.38、酸味1.14、苦味1.07
これをみると、卵は旨味が強い食べ物であることが分かりますね。
食べ物の相性を表す『相性度』は、こうした5つの味の数値を使って計算することができるのです。 その魔法のような方程式はシークレットですが、今回は特別にその一部をお教えしちゃいます!