日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
きびしい寒さの続くこの季節、ご自身やご家族・職場などで風邪やインフルエンザにかかってしまった方はいませんか?そんな時、日本では「おかゆ」を食べるのが定番と考えられています。でも、実はその認識が「過去の日本」や「世界」では少し異なるようです。もっと毎日の食卓におかゆを取り入れてみませんか?
禅宗の教えによると、おかゆには10の徳があるそうです。『粥の十徳』と言い、「顔色がよくなる」「体力が増す」「風邪をひかない」「お腹の調子がよくなる」など、体にうれしい10個の効果が挙げられています。古くから禅寺では朝食におかゆがお決まりで、夜も食べることが多いのだとか。毎日の厳しい修行に耐え、健康に過ごしためのパワーの源が、おかゆにあるのかもしれません。
日本でポピュラーなおかゆと言えば、七草がゆ。毎年、1月7日に1年の無病息災を願っていただくという奈良時代から続く大切な行事です。七草がゆの風習が、現代まで受け継がれてきたのも、やはりそれなりの理由があったからなのでしょう。
韓国や中国には、おかゆ専門店が多く存在し、多様な食材を混ぜて食べる日常的な滋養食として定着しています。日本では、おかゆは具合が悪くなってからの食べ物と思われがちですが、もっと幅広く普段から取り入れて良い食事なのです。
お米を柔らかく煮たおかゆは、もともと消化が良く、体と頭のエネルギー源となる糖質・水分が多く含まれています。また、料理が苦手な人でも簡単に作れちゃうほどシンプルな調理法も魅力。おかゆを煮込む際に栄養価の高い食材を加えるだけで、健康へのさらなる効果が望めます。クックパッドの中から寒い冬の今こそ、体に嬉しいレシピをピックアップしました!
とにかく体を冷やさないことが風邪予防の鉄則。ご存知の通り、生姜は体をとても温めてくれる食材です。さらに、大根には消化酵素が多く含まれるので吸収率もアップし、生姜効果をより高めてくれます。
トマトには、シミ・ソバカスの原因を防ぐ「リコピン」や皮膚の新陳代謝を助ける「食物繊維」「ビタミンA」が豊富に含まれています。また、トマトの酸味が、おかゆの甘味と卵の旨味ととてもよく合います。
韓国でメジャーなおかゆと言えば、かぼちゃ粥。ビタミン豊富で消化も良いので、風邪予防にぴったり。レシピに含まれる松の実、クコの実は肌や髪の乾燥予防・美肌効果もあり、まさに今の季節に最適なおかゆです。
体の状態に合わせて食材を選択するというのも、バリエーションが増えるきっかけとなり楽しそうですね。クックパッドには、4000品超のおかゆレシピが投稿されています。是非、「おかゆ ○○」などと検索して、理想の食材の組み合わせを探してみてはいかがでしょうか?そして、もっとおかゆを食べて、健康な体へと近づいていきましょう!!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
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