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東南アジアのど真ん中、赤道直下に位置するシンガポールは、一年を通じて高温多湿な気候です。また、人種のるつぼといわれるほど多種多様な国籍の人々が生活しています。そんなシンガポールの朝ごはん事情を探ってみました!
シンガポールでは、朝ごはんは外食するのが一般的です。さらにいうなら、朝だけでなく3食とも外食ですませるのは普通のことなのだとか。商業都市のシンガポールでは男女関係なく仕事にはげむ人が多く、そのため安くておいしい屋台文化が広がったともいわれています。
朝早くから朝食用のメニューを出す店も多く、6時くらいからオープンして10時には閉めてしまう店もあります。多くの人は、屋台が一カ所に集まるホーカーズやフードコードなどの飲食施設を利用。お持ち帰り用に包んでもらえるので、オフィスで食べる人もいるようです。
シンガポールで有名な朝ごはんといえばカヤトースト。カヤトーストとは、卵とココナッツミルク、パンダンリーフというハーブ、砂糖から作られるカヤジャムをトーストに塗り、薄くスライスしたバターをはさんだもの。これに半熟卵をつけながら食べるのがシンガポール流なんだそうです。ココナッツの香りと甘さが口いっぱいに広がれば、一気に常夏気分に!飲み物はコンデンスミルク入りのローカルコーヒーで決まり!
名前からしてスタミナがつきそうな肉骨茶も、シンガポールで人気の朝ごはんです。肉骨茶は、骨つきの豚肉を漢方薬に使われるスパイスと中国のしょうゆで煮込んだ料理。ご飯や中国の揚げパンと一緒に食べるのが一般的です。肉は骨からするっとはずれるほど柔らかく煮込んであるとか。暑い中で汗をかきながら食べれば、力がみなぎってきそうですね。
シンガポールには、独自の料理から中華系、マレー系、インド系のものまで、幅広いメニューがそろっています。ほかに、焼きビーフンやおかゆなども朝の定番として人気のようです。常夏の国に思いをはせながら作ってみてはいかが?(TEXT:川端浩湖)
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