2月3日は節分。恵方巻きや豆を食べる習慣は有名ですが、実は節分に白い豆腐食べると縁起がいいといわれているのをご存知ですか!?豆腐の魅力とレシピをご紹介している豆腐百珍シリーズ。今回は節分に食べたい豆腐料理をご紹介します。
2月3日は節分です。豆を年の数食べたり、最近では、恵方巻を恵方に向かって無言で食べる習慣などが有名です。豆腐は節分に関係ないのかと調べて行くと、豆腐も節分に食べるとよいと言われていることがわかりました。それが立春大吉豆腐です。
豆腐・納豆等の大豆食品業界の総合専門誌「月刊フードジャーナル」を発行している、株式会社フードジャーナル社にお話を伺いました。
「古来より白い豆腐には、邪気を追い払うほどの霊力が宿ると伝えられています。立春の前(2月3日(節分))に食べる豆腐は、それまでの罪や穢れを祓い、立春当日(2月4日)に食べる豆腐は、健康な体に幸福を呼び込むと言われています。この節分と立春に食べる豆腐のことを立春大吉豆腐と呼びます」
「この風習は、2003年頃、出雲大社相模分祠・分祠長がある文献に『節分に豆腐は身を清める』と記されていたのを見つけ、『立春』(2/4)と『夏越』(6/30)にお豆腐を、と提案したことから始まり、豆腐製造業者有志の会『べに白会』という団体が普及を推進しているものです」
ちなみに、
「醤油ではなく、藻塩をかけて食べて頂くことをおすすめしています」
とのこと。邪気を追い払うと言われているのは、「白い豆腐」なので、お醤油の色に染まらない白いままの状態で豆腐を食べるのがいいようです。
ネギの白い部分を使って、ごま油をかける冷奴なら白いまま豆腐を食べられます。体を温めると言われているネギをたっぷりかければ、冷奴でも冬においしくい食べられそうです。
冬に冷奴は寒そうという方には、豆腐を温めて食べる温奴がおすすめです。レンジで温めるだけなので、とても簡単。とろ〜り溶けたチーズと温かい豆腐と豆乳のソースで冷えた体も温まりそうです。
白という文字の入った豆腐料理といえば白和え。同じく白いシラスと混ぜればいつもとちょっと違う白和えに。混ぜるだけであっという間に作れるので、あと一品を簡単に出したいときにぴったりです。
経済的でヘルシーな豆腐が邪気を払うパワーも持っていたなんて驚きですね。節分と立春に白い豆腐を食べて、より素敵な一年にしていきましょう!
株式会社フードジャーナル社
健康をサポートする世界の食料資源「大豆」に注目する日本で唯一の専門情報誌「月刊フードジャーナル」をはじめ、関連の書籍・電子書籍を発行。