日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
多くのおうちでは、お米をストックしていると思いますが、災害に備えての備蓄米も確保していますか?アンケートからわかったみんなのお米事情と備蓄に関するローリングストックという方法についてご紹介します。
特定非営利活動法人全国無洗米協会の調査による、お米に対するこんな結果がまとめられていましたよ。
お米の置き場所は台所が92.5%で、その内訳は食品専用庫 42%、流しの下 32%。また、保管容器は、米びつ類が 55%、米袋のまま 26%、密閉容器 17%となっています。 季節によってお米の置き場所を変えない人は、本当は冷暗所で保管すべきなのに、高温多湿の場所で保存してしまっているなんてこともありそうですね。
「わからない」が38.5%、「普通精米の方が保存性が良い」は26.3%、「無洗米の方が良い」11.5%という結果に。
実際には、お米の劣化を示す指標である脂肪酸度を比較すると、無洗米の方が、普通精米より、劣化が遅く、保存性が高いという結果もあるそうですよ。
アンケート結果によると、東日本大震災以前よりお米を備蓄している人は約20%、震災以後に備蓄した人は 43%、していない人は 37%だったのだそう。
食料備蓄で困っているのは、保存場所、また、用意する種類と量がわからないという意見もありました。この中で、お米を備蓄しない人の約5割が「日持ちが悪い」「電気・ガスがないと炊けない」という理由を挙げているようですが、実際には、ガスコンロとお鍋、お水があればご飯は炊けるので、お米も立派な保存食となります。無洗米であれば、尚、少ないお水でご飯を炊けますね!
「お米を備蓄している」と回答した人は4割で、そのうち9割以上が備蓄した米を普段用にも食べており、意識せずも、ローリングストックという方法を実践しているのだそうです。次の項目で、「ローリングストック法」について、ご紹介します。
ローリングストックとは、ストック(備蓄)をローリング(回転)させること。
つまり、もしもの時に備えて、ストックした食品を定期的に消費し、食べた分だけ買い足していくという方法です。いざという時の備えは、例えば、倉庫だったり、普段は取り出せないような棚や袋にしまっていたりすることも多く、時が経つにつれて、どんなものがいくつあるか、消費期限はいつまでか?などといった情報が記憶の中で風化してしまうものですよね。
そんな訳で、非常食を日常的に消費することで、どんなものが非常食として備蓄されているのか、いつでも日常的に気に留めることができ、また、日常的に慣れ親しんだ味を非常食として備蓄することができるというものなんです!
災害時のために備蓄すべき食料の目安は3日分と言われています。
例えば、朝食夕食の2食×3日分×家族の人数の非常食を用意しているとします。月に1度、消費期限の古いものから、1食分、みんなで食べ、食べやすさ、味、他のものの方がよいかなどを確認しておきましょう。食べた分を買い足すことになるので、消費期限が切れてしまうことはなくなります。
また、保管場所としては、できれば、目につきやすいところ、よく使う開き扉、手の届く場所などがよいでしょう。とはいえ、色々なお部屋などに分散してしまうと使いづらいので、やはりキッチン辺りがよさそうです。備蓄用の小さな棚や箱を作ってもいいかもしれません。
クックパッドでも災害時に備えたいお米のレシピがありました♪
お米の保存方法やローリングストックという備蓄法を取り入れて、しっかりともしもの時に備えたいものですね。(林美由紀/ライツ)
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