毎日の離乳食作りがちょっと面倒だなと思う時もありますよね。離乳食インストラクター協会代表の中田馨さんのWEB上離乳食レッスン・第15回目のテーマは「かんたんお豆腐離乳食」です。
こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今回は、外出や時間がない時でも手軽に作れる「豆腐離乳食」をご紹介します。
豆腐にはいくつか種類がありますよね。その中でも絹ごし豆腐と木綿豆腐が代表的です。「絹ごし豆腐」は豆乳を固めたもの、「木綿豆腐」は木綿の布を板に敷いて型に入れ重石をして水分を抜いたもの。栄養価が高いのは木綿豆腐ですが、絹ごし豆腐の方が水分が多く滑らかいので離乳食におすすめです。
私は自分の子どもの離乳食にも、大人のご飯にも豆腐をよく使います。「お魚やお肉がないときにも豆腐があれば大丈夫!」と思っているくらい、豆腐には魅力がいっぱいです。 ここでは特に離乳食時期の赤ちゃんにとっての豆腐の魅力を3つお伝えします。
豆腐は「畑のお肉」と言われる大豆でできた食品です。豆腐には良質なタンパク質が含まれています。消化吸収が良く、赤ちゃんの胃腸にもやさしいです。カンタンメニューにしたい時は、豆腐と2〜3種類の野菜のスープ(お味噌汁でも可)とおかゆがあればOK!この2つで、炭水化物、たんぱく質の他ビタミン、ミネラルもしっかり補給できますよ。
下処理いらずで、切って煮込めば食べられるため、調理しやすいのが豆腐の魅力。手軽に作ることができるので、お休みの日はパパに頼んで離乳食作りにチャレンジしてもらうのもいいかもしれませんね!
豆腐は水分が多く、軟らかく舌触りが良いので、初期の赤ちゃんも食べやすいのも魅力。後期や完了期になったら鶏ひき肉や豚ひき肉と混ぜで豆腐ハンバーグなども作れますね。また、いつでもお手軽な値段で購入できるということも魅力です。
豆腐は大豆食品。大豆は三大アレルゲンの中の1つです。初めて食べる時はスプーン1さじにすること。1さじ食べてみて1時間以内に(翌日症状が出ることもあります)皮膚に湿疹や赤み、呼吸が苦しそう、腹痛、下痢や嘔吐などの症状が出ないか確認しましょう。そして、初めて食べる時間帯は、万が一赤ちゃんの体調に変化があったときに病院に行きやすい平日の午前中にしましょう。