日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
最近の日本のおうちごはんブームは、ニューヨークやロサンゼルスなどアメリカの都市のブームの影響を大きく受けています。そこで、ニューヨーク在住のクックパッドニュースライターが、ニューヨーク最新食事情をお届けします!
これまでクックパッドニュースでは、牛乳に代わる「代替ミルク」のトレンドとして、いくつかの植物性ミルクを紹介してきました。豆乳にはじまり、最近では「アーモンドミルク」や「ライスミルク」が話題となっていますよね。
そんな中、今ニューヨークのブルックリンのカフェで欠かせない、第3のミルクがあると聞いて、さっそく取材をしてきました。 今回お話を伺ったのは、ブルックリンの中でも一番ホットなスポット、ウィリアムズバーグ地区にあるカフェ「マイキッチン イン ブルックリン (MYKITCHEN IN BROOKLYN)」のこずえオーナーと、きみこシェフです。
おしゃれに敏感なクリエイターたちが好んで住む、ニューヨークの流行発信地「ブルックリン (Brooklyn)」。5つあるニューヨーク市の行政区のひとつで、川を挟んで、マンハッタン島の東側に位置しています。日本でも近年、「ブルックリン」をコンセプトにしたカフェやショップが次々とオープンし、雑誌でも多くの特集が組まれるなど、今大注目のエリアなんです。 最近では、アメリカ大統領候補のヒラリー・クリントン氏が、選挙事務所を構えたことでも話題に。
その大注目の第3のミルクの答えは・・・「ヘンプミルク」。「ヘンプ」というと、布地を思い浮かべる人も多いと思いますが、ヘンプミルクは、アサ科の植物の一種であるヘンプの"種"(ヘンプシード)と水が原料。この種は、日本では「麻の実」と呼ばれ、七味唐辛子にも使われています。ガリっと噛んでしまう、一番大きな"あの実"です。
きみこシェフによると、ニューヨークのカフェでは、コーヒーなどに加えるミルクとして、スキムミルクや豆乳、アーモンドミルクなどから自由に選べるのが一般的。とりわけブルックリンでは、動物性食品を一切口にしない”ビーガン”や健康志向のお客さんの割合が高く、今ではこの「ヘンプミルク」を置いていないと、カフェが成り立たないんだとか。ライスミルクやアーモンドミルクと比べると、よりクリーミーで、コーヒーや抹茶との相性もバツグンとのこと。味はナッツのフレーバーがして、アーモンドミルクに近いです。また、ベーキングにも向いていて、特にパンケーキは、他の代替ミルクよりも、よりフワフワに作ることができるそうです。
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