日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
いつも役立つ情報を届けてくれるNHKの「あさイチ」。1月30日の放送では、初心者でも、料理に自信がない人でも、上手に料理が作れるとっておきの技として「八方だし」が紹介されていました。「八方だし」とは果たしてどんなものなのか?リポートします。
1月30日放映のNHK「あさイチ」をご覧になった方はいらっしゃいますか?
今回は50歳になったのきっかけに料理を始めたという男性視聴者から「料理が上手にできる技を教えてください」とのリクエストに応え、料理研究家の斉藤辰夫さんが「八方だし」を使った和食レシピを教えてくれました。
斉藤さんいわく、この「八方だし」さえ覚えておけば、たいていの和食は上手にできてしまうとのこと。どんな食材にでも合ってしまうところが、人間でいうところの八方美人に似ていることから、「八方だし」と呼ばれているそうです。
これはきちんと学んでおかねば……ということで、作り方のメモを。
実を言うと、「八方だし」の作り方はすごく簡単です。
だし汁、砂糖もしくはみりん、しょうゆを、8:1:1のバランスにするだけ。
このバランスさえ守っておけば、煮物でも、おひたしでも、上手にできるというのだからスゴイ。
薄味にしたいときは、だし汁を10にしたり、甘味が欲しいときはさとうかみりんを少し増やすようにするなど、先ほどの8:1:1のバランスをベースにアレンジするだけでOKなんだとか。これはすごい便利ですね。
ところで「八方だし」に使われているだし汁、どうやって作るのがご存知ですか?毎日料理を作っている方には当たり前のことでも、初心者や料理下手な人は案外知らないもの。ということで、斉藤さん流世界で一番早く取れるだし汁の作り方もご紹介しておきますね。
①水1ℓに昆布10gを入れて中火で沸騰させたら、弱火にして30秒
②水30mlと削り節15gを加え、軽く沸騰させる
③アクを取り、紙タオルなどでゆっくりこす
大事なのは①②の沸騰させること。これによっていいだしが早く出るし、たくさん作って作り置きをしておくこともできるのだとか。
クックパッドには、薄めて使うタイプの八方だしのレシピもありましたよ。まとめて作っておけば、料理がスピーディーにできるし、料理上手に近づけることウケアイですよ。
斉藤さんいわく、料理初心者の人はまず普通の和食を作ることから始めるといいそうです。早速、今回ご紹介した「八方だし」を使って、美味しい和食にトライしてみてくださいね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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