いま話題となっている「サーモントラウト」って一体なんだ?

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食材の虚偽表示問題をうけ、「シャケ弁当」が「サーモントラウト弁当」「ニジマス弁当」になる?といま様々なところで議論が勃発しています。そもそも「サーモントラウト」って一体どんな魚か皆さんご存知ですか?

話題になっている「サーモントラウト」って?

消費者庁が公表したメニュー表示のガイドライン案について、外食業者や消費者団体などとの意見交換会が1月27日に開かれました。そこで、具体的に例示された不適切な表示として、具体的に例示されたのが「サーモントラウト」。 切り身を焼いた「シャケ弁当」やすしネタの「サーモン」などに使われることもあるサーモントラウトについては、標準和名が「ニジマス」であり、「サケ」や「サーモン」と表示するのは景品表示法上、問題があると指摘したことにより、テレビ・新聞・ネットなどさまざまなメディアで議論が勃発しました。

では、そもそも「サーモントラウト」とは一体なんなのでしょうか? 「サーモントラウト」とは商品名。もとはニジマスで、海面養殖用に作り出された洋食品種です。病害に強く、通常種よりかなり大きくなる点、旬はなく、大きさも一定で味わいもつねに同じという点から、近年輸入量が急増し、国内でも養殖が始まっています。 特長としては、脂のノリがよくておいしいこと、生で食べられること(サケは基本的に生食できない)があげられます。

「マス」なのに「サケ」なのはなぜ?

そもそも、サケとマスは同じサケ科の魚であり、種族ではかなり近い生き物です。 しかし、かつて日本人は「サケ」は標準和名のサケ、「マス」はサクラマスといって区別いました。しかし、明治時代に英語が入ってきたときに、淡水と海を行き来するものをサーモン、淡水だけに暮らすものがトラウトという英語を、前者をサケ、後者をマスとしたことから混乱の原因ははじまったのです。 日本は、マスよりサケのほうが格上という認識があったという背景もあり、 新たに北洋のベニマス、ギンマスと呼ばれていた品種も日本に多く流通するようになると、いつのまにかベニサケ、ギンザケと変わっていき、さらに混乱するようになったというわけです。

魚全体の消費量が落ち込んでいると言われている中、日本人に愛され、世界の漁獲量の3分の1を日本で消費していると言われているサケですが、まだまだ知らないことがたくさんありますね。今回の議論をきっかけに、ぜひ表示や味に注目してみてください。

<参考文献>「からだにおいしい魚の便利帳」(高橋書店)

クックパッド編集部

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