赤ちゃんの離乳食について義母に何か言われたことありませんか?離乳食インストラクター協会代表の中田馨さんのWEB上離乳食レッスン・第16回目のテーマは「今と昔の離乳食」についてです。
こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。義母がまだ家では食べさせていないお菓子を与えたり、「もうそろそろ、〇〇を食べた方がいいんじゃない?」「こうした方がいいのに」と、昔の子育ての方法を言ってきたりするという経験はありませんか?「今はそうじゃないんだけどな」と思っても、なかなか口に出せなくて悩んでしまうママもいるかもしれません。
時々「赤ちゃんが2カ月過ぎたので、そろそろ果汁を与えなくちゃいけないと義母が言いますが、本当ですか?」と言う質問を受けます。この質問に私は「今は、推奨されていません。果汁は与えるのなら5、6カ月以降。離乳食を開始してからでいいですよ」と答えています。「今は」と言うところがポイントです。20年ほど前までは「生後2カ月になったら果汁や野菜スープを飲ませましょう」という考えが主流でした。実際18歳の私の姪っ子は、2カ月から果汁を飲んでいました。ですので、質問してくれたママのお義母さまの言っていることは、その時代では正しいことだったのです。
ここ数年で、離乳食の与える時期に変化があった食物のひとつに「卵」もあります。7歳の娘が赤ちゃんの時は「初期から黄身を食べてもいい」でしたが、今は中期以降が一般的になっています。このように、離乳食の考えは時代によって変化しているのです。ですので「これはどうなのかな?」と悩んだ時は、なるべく新しい情報や本を見て、確認すると安心できますね。