日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
畑の肉と呼ばれる大豆は健康にいい食材として有名ですが、みなさんは日頃から、大豆を食べていますか?納豆、豆腐、豆乳など、大豆食品はいろいろありますが、実は大豆は丸ごと食べるのが一番体にいいそうです。今回は、大豆のスゴイパワーについてのリポートをお届けします!
2月3日放映のNHK「あさイチ」をご覧になった方はいらっしゃいますか?
今回は節分ということで「大豆のスゴイパワー」の特集でした。実はこの大豆は、今が旬で最も美味しい時期。そして大豆食品で摂取するよりも、丸ごと食べるほうが体によいということがNHKの取材でわかったそうです。
たとえばコレステロールの研究では、納豆や豆腐、豆乳などの大豆食品と丸ごとの大豆を8週間食べ続けた場合、大豆食品の場合は悪玉コレステロールの値が15ポイント下がったのに対し、丸ごと大豆を食べた人は19ポイントも下がったという結果が出たそうです。
「あさイチ」ではコレステロールの下がる仕組みについても徹底解説。勉強になることがいっぱいです。それによると……
食品から取り込まれたコレステロールは、腸の中で肝汁酸と結びつくと血液にとりこまれます。このため血液中にコレステロールが増えて、血管にたまって動脈硬化の原因になると考えられています。一方、大豆食品を食べると、大豆食品に含まれる大豆たんぱく質は肝汁酸と結びつきやすいため、血中に取り込まれるコレステロールが少なくなります。
実は丸ごと大豆がすごいのはここから。丸ごと大豆にはたっぷりの食物繊維が含まれているため、腸内に残ったコレステロールをからめとって外に出してしまうため、さらに血中に取り込まれるコレステロールが減るのだそうです。
つまり、納豆や豆腐などの大豆食品にもコレステロールを下げる効果が期待できるのですが、大豆を加工せずに丸ごと食べたほうがその効果が得られやすいというわけ。
こんなに体にいい丸ごと大豆。今すぐ食べたいと思った方も多いはず。でも、水煮をした大豆は水っぽくてあまり美味しくないという意見も。 そんな悩みに答えて「あさイチ」では、美味しく食べられる究極の方法を教えてくれました。
それはなんと、蒸し煮にすること。
作り方も簡単です。 水を張った圧力鍋に蒸し台を置き、そのうえにひと晩水につけておいた大豆を入れて蒸します。蒸気が出て5分たったら火をとめ、10分蒸らすだけ。クックパッドにも蒸し煮にするレシピが。こちらは蒸し器を使ったバージョンです。
いかがでしたか?単なる水煮と蒸し煮では、栄養面でも蒸し煮のほうに軍配があがるそうです。旨み成分であるグルタミン酸はなんと水煮の3.9倍も!一日の摂取目安はだいたい100g。丸ごと大豆を含め、いろいろな大豆食品から摂取するとよりバランスがよくなるそうです。早速、取り入れてみては? (TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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