江戸時代から食されている寒天。今日が「寒天の日」になったのは、9年前の今日、放送されたNHKの『ためしてガッテン!』で、高血圧・肥満などの改善や予防に有効な食材として寒天が取り上げられ、話題になったから。天然製造の大詰めを迎えるこの時期、その魅力をTVとは違う角度で調べてみました。
突然ですが、みなさんはトイレで自分の便、ちゃんと見ていますか?便はおなかの中がちゃんと機能しているかどうかを計る、大切なバロメーター。色や量もさることながら、便器の水に浮いているか、沈んでいるかも重要なチェックポイントで、浮いているほうが【おなかの中がキレイ】という証です。その理由は〈便の中にガスが多いほど、水に浮く〉から。大腸内では、食べた物を分解し体に必要な酸や酵素を作り出す過程で炭酸ガスが発生していて、ガスがきちんと出ているということが、腸の消化活動の証明です。
沈む便はその活動が少し弱いことを意味し、食物繊維不足!そこで「食物繊維含有量№1の寒天」がインナービューティー作りに欠かせない食品というわけなんです。
ゼリーなど“固める”ために使う「寒天」と「ゼラチン」。2つは似た役割を担っていても、その中身は全然別モノです。「寒天」の原料は海藻で、「ゼラチン」は牛や豚の骨や皮。食物繊維が主の「寒天」に対し、「ゼラチン」はコラーゲンが主。「寒天」は100gで3Kcal、「ゼラチン」は100gで約350Kcalあります。【おなかの健康】【便秘解消】【ダイエット効果】を求めるなら、間違わず「寒天」を選んでくださいね。
この他にもスープやドリンク、麺類など、クックパッド内に寒天レシピは7,000件以上あります。バリエーション豊かにヘルシーメニューが楽しめるので、ぜひチェックを!(TEXT:大河原裕美)