離乳食がはじまると気になるのが母乳やミルクとのバランス。離乳食インストラクター協会代表の中田馨さんのWEB上離乳食レッスン・第20回目のテーマは「離乳食と母乳(ミルク)のバランス」についてです。
こんにちは。離乳食インストラクター中田馨です。離乳食が始まってママが疑問に思うことのひとつに「母乳やミルクは今まで通りに飲んでいいのかしら?」と言うことがあります。今回は、離乳食期の赤ちゃんの母乳やミルクの与え方について、離乳食の時期別にお話ししますね
このころの赤ちゃんは、離乳食を食べることに慣れるのが目的です。なので、離乳食後の母乳やミルクは、赤ちゃんが欲しがるだけ飲んでいいんです。
おなかがすいていると、食べ慣れない離乳食ではなく母乳やミルクでおなかを満たしたいのかもしれませんね。こんな時は、我慢させずに少し母乳やミルクを飲んで気持ちが落ち着いた後に、離乳食を食べさせてもOKです。もし、離乳食の前にあまり母乳やミルクを与えたくない場合には、離乳食の時間を今よりも早めにしてもいいでしょう。
離乳食の量が増え始める時期です。しっかり離乳食を食べてくれる赤ちゃんだと、食後の母乳やミルクを飲みたがらないことがあります。「食後に母乳ではなく、麦茶を与えてもいいですか?」と言う質問を受けることもありますが、この時期はまだ、母乳やミルクの栄養も必要な時期。できる限り飲ませてあげてください。
この時期はまだ、食後の母乳は欲しがるだけ与えて大丈夫です。
ミルクの場合は1日の量を700〜900mlくらいにしましょう。離乳食のとき以外に200mlを1日3回飲んでいる赤ちゃんなら、離乳食後は100〜150mlが目安となります。
1歳に近づく頃になると、離乳食を食べる量が増えてくるため、だんだん食後の母乳やミルクの量は減っていきます。ミルクの場合、1回の離乳食のあとに100ml前後の量を飲ませるのが目安となりますが、赤ちゃんの様子を見ながら量を調節してくださいね。
離乳食後に、母乳やミルクを与えなくてもよくなります。ただ、1歳になったからといって、昨日まで食後に飲んでいた母乳やミルクを急にやめるとビックリする赤ちゃんもいるでしょう。まだ欲しがるようでしたら、少しずつ量を減らしながら与え、自然と飲まなくてよくなるよう、ゆっくりと離乳をすすめていきましょう。
母乳やミルクを飲むことは、栄養面だけでなく、赤ちゃんとママのスキンシップの時間としても大切です。限りある授乳タイムを、大切にしてあげてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。●かおりの“和の離乳食レシピ”blogはこちら
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