四季が豊かな日本には、魚の旬も移り変わります。旬の魚のおいしさを子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。おやこで語る季節のお便りシリーズ、6月の魚についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
イサキは、梅雨の時期くらいにおいしくなる魚で、旬を迎えた今の時期は“梅雨イサキ”とも呼ばれるよ。
おいしいけど骨が鋭くて固いことで昔から知られているんだ。食べるときには骨に気をつけてね。
日本の真ん中から南側の海に住んでいるよ。昼間は海の底の藻や岩の下に潜んでいて、夜になるとエサを探すために海面近くまで浮かび上がってくるんだって。こういう魚を「夜行性(やこうせい)の魚」って言うんだよ。
大人は40cmくらい。
子どものころは黒と黄色の縦ジマがあるよ。
大人になるとこのシマ模様が消えるところがイノシシの子どもと似ているから「うりんぼう」と呼ばれることもあるんだって。
今の時期はお刺身がおいしい。塩焼きにしたり、煮たり、ムニエルなどの洋風の食べ方でもいいよ。
キスっていうと「チュー」のことかと思ってドキッとするよね。でもこれはお魚の話。日本で昔から食べられてきた魚で、「チュー」とは何も関係ないよ。
日本では5種類くらいのキスがとれるけど、よく食べられているのは「シロギス」という種類だよ。
日本のまわりの海に住んでいるよ。
銀色に輝く、美しい体をしているよ。大きいものは30cm以上にもなる。
天ぷらやフライにして食べることが多いんだ。すぐに天ぷらやフライにできるように、「開き」の状態で売っているよ。そのほか、お刺身や酢の物にしてもおいしいんだ。