毎日のごはん作りは家族の好みはもちろん、経済性・栄養・味のバランスなどあらゆることを考える頭脳労働でもあります。だからこそ、実際に作る作業は短縮させたいもの。プレミアム会員向けサービス「管理栄養士が選んだ献立」を作成しているクックパッド管理栄養士が、副菜の時短テクを今回お教えします!
家族の好みはもちろん、経済的か栄養や味のバランスはどうかを考えなければならない、毎日のごはん作り。1年365日のことですから続けること自体が本当に大変ですよね。ですから、私自身が考える副菜の第一条件は『簡単で主菜を作っている合間に主菜より時間がかからずに、手間をかけずに作れる』こと。長く続けるポイントは無理せず頑張りすぎないことだと思います。そこで今回は短時間で副菜を仕上げる為のテクニックをご紹介しましょう。
主菜や汁物を作っていると、コンロに空きがない。でも主菜が出来上がってから副菜を作るんじゃ時間もかかるし困る。そんな時には電子レンジが便利です。食材の加熱に使うも良し、食材と調味料を一緒に入れて煮物風に仕上げる事も出来ます。そしてもうひとつレンジ調理のお薦めポイントは、加熱時間が短い為、野菜の加熱によるビタミンの損失が少なくて済みます。
家にある食材×レンジで検索をすると美味しいレシピが沢山出てきます。
切ったら調味料と和えるだけ。野菜は生で食べられる大根、キャベツ、きゅうり、トマト、長芋など季節によって、その時期に一番美味しく栄養価も高い、その上価格も安定する旬の野菜を選べばOK。便利なめんつゆや、ポン酢、塩昆布などを活用すれば味もピタッと決まります。生野菜にドレッシングをかけるよりも、あらかじめ味付けをしてから食卓に出した方が、家族の箸も進みます。
野菜を買ってきたら下ごしらえをして冷凍しておく。この一手間をしておくと、時間がない日のご飯作りがかなりの時短になります。
かぼちゃや里いも、さつまいも・・・軽く下ゆでをして冷凍
長芋・・・すり下ろして冷凍
じゃがいも・・・ゆでた後マッシュにして冷凍
葉物野菜・・・ゆでた後冷凍
野菜がダメになる前に冷凍保存すれば、無駄なく使え、家計にもやさしいですね。 野菜の冷凍テクニックの中で特にお勧めしたいのがきのこ。価格も安く、不足しがちなミネラルを多く含むきのこ。さらに、きのこは冷凍すると、実はグアニル酸などうま味成分がアップするという一石二鳥なんです。使うときは解凍せずに凍ったまま調理します。長期保存が出来て、美味しくなる。もう冷凍しない理由が見つかりませんよね。
ちょっとしたコツで、ごはん作りの時間はぐーんと短縮できます。でも、どうしても疲れたなんてときは、市販のお総菜に頼っちゃうというのもアリだと思います。なんといっても頑張りすぎないことが一番です!