最近、人気のパン屋さんでよくみかける「フーガス」。南フランスのぺたんこパンで、ナイフで切り目を入れて葉っぱのような形にするのが特徴なのだとか。パン教室で人気という話も聞くこのユニークなパンの魅力を探ります。
日本でおいしいパンを焼くパン職人が増え、街のパン屋さんも様変わりしています。あんぱん、クリームパン、焼きそばパンなど昔ながらのお惣菜パンを置く店から、フランスやドイツ仕込みの聞いたこともないようなパンを置く店までさまざま。おいしいパンを求めて食べ歩くパンマニアも増えているようです。
お店に入って焼きたての香りに包まれながら、色々な種類のパンを眺めているだけでも楽しいもの。この店にはどんなパンがあるのかな~と眺めていると、妙に気になる形のパンを発見!ぺたんこで木の葉のような形をしたフーガスです。
大きくて平たくて、かなり存在感のあるフーガス。南フランス・プロヴァンス地方の伝統的なパンで、中にオリーブやナッツを入れ、切り込みを入れて焼くのが特徴。お店によってはドライトマトやチーズ、ベーコンなどを入れたものもあるようです。独特の形は木の葉の形とも、カーニバルの仮面の形ともいわれているのだとか。
このユニークなパンを家でも作りたい!と思う人もいますよね。クックパッドで検索すると、意外にもたくさんのフーガスレシピがありました。みなさん、思い思いに工夫されているようです。なかでもおすすめのものをピックアップしてみましたよ。
しっかり噛みごたえのある生地は、ビールやワインのお供にもぴったり。大きく作ってみんなでちぎりながら食べてもいいですね。形や切り方をアレンジして、自由に作ってみてください!(TEXT:川端浩湖)