暑くて疲れやすいこの時期、毎日の台所仕事はどうしても気が重くなりがちに。「ご飯何作ろう、ばかり考えてる」、「いつも時間に追われて余裕がない」と憂うつな人も多いのではないでしょうか。そこで、『考えない台所』(サンクチュアリ出版)という一冊をご紹介。台所しごとが劇的にラクになるプロの技の数々が記されています。ここでは、書籍からその技をいくつかご紹介したいと思います!
それでは早速、目からウロコの知恵を5つご紹介します。書籍ではさらにたくさんのプロの技を詳しく知ることができるので、気になった方はぜひご覧ください。
旬の野菜は安くて栄養満点なので、まとめ買いをする。肉もセールのときにまとめ買いし、たくさん買った野菜と肉はすぐに冷凍庫で保存する。「冷凍の肉がある」と思うだけで気がラクになり、食費も1ヶ月で1〜2割抑えられる!
①洗う・むく・切る②下味③加熱④味付け⑤保存と、調理の工程を5つに分解する。調理の全体像を知ることで、事前に進められる作業が見えてきて、手早く調理できるようになる!
大体の食材ははさみでカット!みじん切りはフードプロセッサー、千切りならスライサーを使うなど、道具を工夫するだけで、食材を効率的に切ることができる。
「手作りの呪縛」を手放す!気持ちが料理に向かない時には、ためらわずに既製品を活用する。お皿に盛りつけてパセリやレモンを添える、ソースだけ作るなどすれば立派なおかずに!
ぞうきんを3枚用意し①蛇口のとなり②コンロのとなり③まな板(作業場のとなり)に置く。それぞれの場所で水や油が飛んだら素早く拭く。汚れの特性別にぞうきんを使うので、毎回洗う手間が省けて、汚れを蓄積させずにきれいな台所を保つことができる!
書籍の中で紹介されている、「自分をラクにする仕込みレシピ」を公開します!事前にほんの少し手を加えておくことで、毎日の調理時間が短縮できるそう。
・肉のかたまり(牛すじやすね肉、豚、鶏むね肉、骨つきもも肉など)
・塩 適量
・お好みの香味野菜(にんにく、ねぎ、しょうがなど)
1.肉の表面に塩をふり、軽くもむ。
2.鍋に1と香味野菜を入れて、肉が隠れるくらい水を入れる。
3.弱火でじっくり煮込む。火が通ったら、あら熱が取れるまで放置してできあがり。
冷蔵庫で3〜4日間保存可能。汁につけたままでもOK。
冷凍する際は肉と汁を分け、それぞれ3週間〜1か月間保存可能。
サラダやサンドウィッチ、パスタ、チャーハンなど。スライスしてそのまま食べても美味しい。汁はスープやぞうすいにしても。
・玉ねぎ 1個半
・にんじん 1本
・セロリ 半本
・塩 ひとつまみ
・サラダ油 適量
1.玉ねぎ、にんじん、セロリをみじん切りにする。
2.フライパンに油をひき、1を入れて軽く塩をふって弱火で炒める。
3.野菜が3分の1の量になるまで炒めたら、できあがり。フリーザーバッグに入れて空気を抜き、冷凍庫で保存する。
冷凍庫で2週間、保存可能。
ハンバーグ、煮込み料理、パスタソース、チャーハン、オムライス、コロッケなどに加える。
本の著者は、料理家・おもてなしプランナーとして活躍する高木ゑみさん。主宰する「おもてなし料理教室」の生徒数は800人を超え、豊富なノウハウが詰まった独自のレッスンスタイルが人気です。現在予約のとれない教室の先生としても話題に!
『考えない台所』 5月20日発売。予約の取れない料理教室の高木ゑみ先生が教える、人生を変える台所段取り術を紹介。憂うつな台所しごとをラクにしたい、1日1時間、自由な時間を生みだしたい、という人におすすめの一冊です。●詳しくはこちら●
いかがでしたか?この夏は「考えない台所」の実践で、ラクに美味しい毎日を過ごしませんか?(TEXT:ひらばるれな)