「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」。同じ値段で売られているのに、絹ごし豆腐ばかり買っているという方も多いのでは?でも、木綿豆腐には絹ごし豆腐にはない魅力がたくさん!もっと活用しなきゃ損です!今回の豆腐百珍では、そんな木綿豆腐の魅力とおすすめ料理を紹介していきます。
豆腐売り場に並ぶ「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」。どちらも同じ価格で売られているのに、手に取るのはいつも「絹ごし豆腐」という方も多いのではないでしょうか。
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものを崩してから、圧力をかけて水分をしぼり、再び固めたものです。一方、絹ごし豆腐は、木綿豆腐よりも濃度の高い豆乳に凝固剤を加えて、そのまま固めて作ったもの。食べた時の食感や食べ応えが異なるのは、この製法の違いなんですね。作り方が違うということは、当然栄養価も異なります。
「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」の栄養について、クックパッド管理栄養士に話を聞きました。
木綿豆腐は豆乳を固めた後に水分をしぼるために栄養分が凝縮され、たんぱく質、カルシウム、鉄分が、絹豆腐に比べると1.3倍程度多く含まれています。一方水分をしぼることによって、水に溶けやすいビタミンB群やカリウムは、水分と一緒に流れ出してしまいます。このため、ビタミンB群やカリウムは豆乳をそのままかためる絹豆腐の方が多く含まれます。
さて、あなたは絹ごし豆腐と木綿豆腐どちらが好きですか?
・冷奴やサラダ
・みそ汁やスープ
・照り焼き、ステーキ、グラタン
・酢豚、エビチリなど肉や魚の代わりにも
絹ごし豆腐は副菜やスープ、木綿豆腐はメインおかずに向いているようですね。木綿豆腐のしっかりおかずをご紹介していきます。
煮崩れしない木綿豆腐は煮物向き。しっかりしているので、切れ目を入れて肉だねを挟むこともできます。少しの量のひき肉でも、木綿豆腐の力でボリューム満点おかずが完成!
水分が少ないのでこんがり焼くと香ばしさと食感を楽しむことができます。しっかり味付けをすればご飯が進むおかずに。卵と豆腐だけで作れるので覚えておくと助かるレシピです。
木綿豆腐にチリソースを絡めれば、海老よりも経済的でヘルシーなエビチリならぬ豆腐チリに。揚げ焼きした衣にしっかりとソースが絡むので淡白な豆腐でもメインおかずになります。
いつも絹ごし豆腐を買っていた方も、用途に合わせて木綿豆腐を活用してみては?クックパッドには木綿豆腐のレシピが16,134品(2014.3.6時点)も投稿されているので、木綿豆腐のレパートリーもどんどん増やしていきましょう♪