四季が豊かな日本には、野菜の旬も移り変わります。旬の野菜のおいしさを子供にも伝えていきたいですよね。親子で語る季節のお便りシリーズ、8月の野菜についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
ネバネバしている食べ物っていうと納豆が思い浮かぶかな?
野菜にもネバネバしているものがあるよ。星の形をしているオクラは見たことがあるかな? 葉っぱなのにネバネバしているモロヘイヤっていう野菜もあるよ。このネバネバが、夏の暑さでバテた体を元気にしてくれるんだって。
夏にはネバネバ野菜以外にもニガニガ野菜が取れるよ。それはピーマンとゴーヤ。子どもは苦手かな? でもこのにが〜いところが体にいいんだよ。ちょっとずつ食べられるようになったらいいね。
切るとかわいい星形になる野菜がオクラ。外国から日本にやってきたばかりのころは、食べるんじゃなくて見るために作られていたんだって。
外側は緑色で中は白っぽくて種がいっぱい。よく見ると産毛が生えているよ。切る前は細長くてしっぽみたいな形をしているんだ。
枝になるよ。
じつは生のままでも食べられるけど、さっと茹でたほうが食べやすい。炒めたり、揚げ物にしたり、サラダにしたりする。スープに入れてもおいしいよ。
モロヘイヤはピラミッドで有名なエジプトでよく食べられている野菜なんだって。モロヘイヤはアラビアの言葉で「王様の野菜」っていう意味らしいよ。昔、王様がモロヘイヤのスープを飲んで病気が治ったっていうお話もあるんだって。それくらい、昔から体にいい野菜として有名だったんだね。
ほうれん草や小松菜みたいな葉っぱだね。濃い緑色をしているよ。
草のように生えているよ。
葉っぱと茎の部分を、茹でてから食べるよ。スープにしてもいいね。