日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
じゃがいもの栄養といえば、パッと浮かぶのは「でんぷん」ですよね。でも、実はじゃがいもは「ビタミンC」が豊富なのです! しかも、じゃがいもの「ビタミンC」は、熱を加えても壊れにくいといううれしい情報も! 「ビタミンC」をとるなら、じゃがいもに大注目です!
ホクホク食感がおいしいじゃがいも。じゃがいもの栄養といえば、まず最初にうかぶのが「でんぷん」などの炭水化物ですが、実はビタミンCも豊富に入っているのを知っていましたか? 100gあたりのビタミン含有量は、みかんと同じくらい。りんごの7倍もの量があるのです。
また、通年出回っているじゃがいもは、収穫後に貯蔵してから出荷されたものがほとんどですが、春先の新じゃがは、収穫したて。ビタミンは、収穫直後から貯蔵によっても減ってしまうので、より豊富な状態で食べるなら、今がチャンス! さらに、新じゃがは皮が薄いため、そのまま食べることが多いですが、この皮のまわりこそ、じゃがいも栄養が集中する場所。ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸や、たんぱく質、ミネラルなど、切り捨ててしまってはもったいない栄養がいっぱいです。皮ごと食べられる新じゃがで、栄養もおいしさも丸ごと味わいたいですね。
では、「ビタミンC=フルーツ」というイメージが強いのはなぜでしょう。もちろん、フルーツがビタミンCを多く含んでいるから、というのも事実ですが、何よりも生で食べることができるから。ビタミンCは熱に弱く、調理などで加熱すると壊れたり、水に溶け出したりしてしまう、と言われています。そこで、登場するのがじゃがいも。じゃがいもの場合、でんぷんがビタミンCを保護してくれるので、加熱をしても壊れにくいのです! 料理に使うのにはうれしい情報ですよね。さらに、加熱する場合、皮付きのまま電子レンジ加熱をすると、よりビタミンCが残りやすい、というデータもあります。手軽な電子レンジ加熱が実はビタミンC摂取にいい、なんて、大助かりです! クックパッドにも新じゃがを電子レンジを利用して上手に調理したレシピがたくさんありましたよ。
何かと忙しい春、特に年度末と年度初めは、だれもが疲れがちの季節。ビタミンCをたっぷりとれば、元気な体もキープできます。旬を味わいつつ栄養満点。この春、じゃがいも料理は要チェックです!(TEXT:田久晶子)
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