アイス夏になると一気に店頭に並び始める、チョコミント味の製品。 一部の「チョコミン党」の方は、年に一度のこの”チョコミントラッシュ”を待望しているとの話もあります。 特に人気なのがアイスで、アイスの冷たさとミントの爽快さが相乗して涼しさ抜群です。 もちろん、そうした爽快感も人気の理由なのですが、実はもう一つ、チョコミント人気を後押しする味覚的な理由があるようなのです。
チョコミント、特にチョコミントアイスを愛する人々には、意外な共通点がある可能性があるのです。一体なんだと思いますか?
こちらは、食べ物の味を数値で表せるセンサーである、味覚センサー「レオ」を使って、バニラアイスとチョコミントアイスの味覚を測定したものです。
結果をみて頂けると分かる通り、バニラアイスに比べてチョコミントアイスの甘味は低い値となっています。 また、後味(味の持続性)を測定したところ、チョコミントアイスの方が甘味が後に残らないことが明らかになりました。
そう、チョコミント信者の共通点は、「甘さ控えめがスキ!」ということなのです。 あなたは、心当たりあるでしょうか?
実は、筆者もチョコミント愛好家です。 もしあなたが二十歳を超えているならば、ぜひおすすめしたいものがあります。 それは、「グラスホッパー」というカクテル。
このグラスホッパーは、ホワイトカカオリキュール、ミントリキュール、生クリームを混ぜた、チョコミント信者としては鼻血モノのカクテルです。
また、ミント自体が嫌いな人は、「モヒート」というカクテルにトライしてみてください。
ベースはライムのような味で飲みやすく、フレッシュなミントの美味しさに目覚める可能性大です。
あなたもぜひ、この夏はミント充してくださいね♪
味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。