日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
日本各地の名産や魅力を届けてくれる、NHKの情報番組「あさイチ」の人気コーナー“JAPA”なび。3月20日の放映で特集されたのは、連続ドラマ小説「ごちそうさん」でもおなじみの「大阪」。でも、取り上げられていたのは道頓堀のあるミナミでも、大阪駅のあるキタでもありませんでした。では、今密かに熱い大阪の街としてフューチャーされていたのはどこなのでしょうか?
「京の着倒れ、江戸の履き倒れ、そして大阪の食い倒れ」という言葉があるほど、大阪といえばご馳走の宝庫。特にミナミは、食べることそのものが観光とも言われているほど。でも、実はそんな有名なミナミ以外にも、大阪の食の原点と言われている街があるのをご存知ですか?
それはキタとミナミにちょうどはさまれた御堂筋にある船場という街。実はこの船場は、有名なとあるレシピの発祥の地でも!早速、リポートしましょう。
大阪と言えば、たこ焼きが有名ですが、さすが食道楽の街。他にも美味しいものがいっぱい。番組では、大阪の人が特別な日(ハレの日)に食べるという箱寿司を紹介。箱寿司は、木の箱を使って、押して作る大阪発祥の寿司。小さな手のひらサイズの箱の中に、エビやあなご、小鯛、厚焼き玉子などキレイなお寿司が7種類入っている宝石箱のようなお寿司。小さくて贅沢なことから、「2寸6分の懐石」とも呼ばれているのだとか。実はこの箱寿司の発祥の土地が、この船場。箱寿司を考案したお寿司屋さんは、天保12年創業の老舗。今でも船場で箱寿司を作り続けているというのだから感動です。
次に登場したのは、誰もが知っている「きつねうどん」。きつねうどんにもルーツがあるの?と驚いた方もいらっしゃると思いますが、実はこの「きつねうどん」も、船場が発祥。元々寿司屋で修業していた店主が、うどんの箸休めに煮た油揚げを付けたのが始まりなんだとか。美味しい「きつねうどん」の決め手は、なんといっても濃いめの甘口に煮たおあげ。クックパッドにも、きつねうどん用のおあげのレシピがありましたよ。
いかがですか?おいしもんがいっぱい詰まった大阪・船場の魅力を堪能していただけたでしょうか?なんだか今すぐにでも食べたくなったという人は、ぜひ今ご紹介したレシピに挑戦してみてくださいね。 (TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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