春になると、何かを始めたい!そんなときに頭に浮かぶものの1つが「パン作り」。料理教室で習うとハマるよ〜という声もちらほら多いパン教室に、クックパッドスタッフが潜入体験!レシピを見ながら自習するよりもうまくなるの?そもそも行く必要ってあるの?…みんなの疑問、探ってきます!
料理教室の中でも特に人気なのはパン教室。ということで、スタッフが クックパッド料理教室で人気のパン教室を体験しました。講師の金子園子先生に教えていただいたのはパン作りの基本とも言える「インスタントドライイーストで作る丸パン」です。
ただ、レシピを見る限り、難しい工程はなさそうに思えます。「シンプルだし簡単そう」「わざわざ習わなくてもひとりで作れるかも・・・」というのが第一印象でした。
いざパン作り!とこねる気満々でスタンバイしていると、「最初に今日のレッスンで学んでほしいポイントと作業の流れを説明します」と先生。今日のレッスンのポイントはこちら。
レシピだけ見ると簡単そうに見えたのに、実は学ぶべきポイントがたくさんあった丸パン!簡単そうと思ってごめんなさい。
さあ、ついにパン作りがスタート!ここからレシピの行間に隠された秘密が次々に明らかになっていきます。
「ボウルに粉を入れ、真ん中をくぼませて砂糖、イースト、少し離して塩をおく」。おや?塩だけ離して置くのですね?「砂糖はイーストと仲良しで、発酵を促進する役目があるので近くに置きます。塩は発酵を抑えるので離して置いてくださいね。(金子先生)」
材料を混ぜ合わせ、こね始めます。レシピでは「約10分こねる」とあるので、先生お手本を見ながらこねこね。そして10分経過!さあ、次の工程のバターを加えましょう!!「ちょっと待った!大事なのは時間ではなく生地がちゃんとこねあがっているか。隣の人と仕上がりを比較してみてください。(金子先生)」
「こねる時の力加減やスピード、手の温度などは人によって違います。レシピの時間どおりにこねる、というよりも仕上がりの状態を覚えるのが大切です(金子先生)」
先生に生地の状態をチェックしてもらいながらこねていると、段々と生地がつやつやに。「手で四角をつくって生地をのばしてみて、グルテン膜ができているかを確認します。手で四角を作って膜ができるかを確認してください。7割くらいできていたらバターを加えます。(金子先生)」
バターを加えてこねた後、生地を発酵させます。ボウルにラップをかけ、オーブンを35℃にして40分。2倍くらいのサイズにふくらんでいます。 「レシピの発酵時間もあくまで目安。ここも大切なのは生地の状態を『見極めること』。『フィンガーテスト』で生地の状態を見極めます。(金子先生)」
生地を切り分けて丸めた後、ベンチタイム。「一度丸めて休ませてあげることで、この後の成形がしやすくなります。(金子先生)」
ベンチタイムが終わったら、ガス抜きをしてもう一度丸めて二次発酵!「二次発酵はパンがきれいにふくらむための準備。ここで発酵させないとカチカチのパンができてしまいます。(金子先生)」 美味しいパンを焼くためにはたっぷりと手間をかけてあげるのが大事なのですね!
レシピでは200度のオーブンで13~15分焼く、とありますが・・・?「実際はオーブンによって焼き上がりに大きな差が出ます。オーブンのクセをつかんで、温度と時間を調整しながら焼きましょう(金子先生)」
金子先生に教えてもらいながら焼きあがったパンがこちら!
今まで自己流で作っていたために上手くできたり、できなかったりしていたパン作り。今回のレッスンに参加して、各工程がなぜ必要なのか、どういう状態になればOKなのかが分かりました。これまではレシピを忠実に再現することに集中していたけれど、今は「レシピにこう書かれているのは『なぜ』?」を考えるように。そして、完成後も「上手くできたのはなぜか」「失敗した原因は?」と考えるようになり、これを繰り返せば少しずつ上達していきそうです!
『クックパッド料理教室 自由が丘教室』主催。
イーストから自家製酵母、ホシノ天然酵母など多様な講座を開催中。
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