彩りよく華やかなちらし寿司は、サッと手早く作れるように覚えておくと、ひな祭りや入学、お花見など、行事が盛りだくさんな時期に役立ちます。
家族みんなで手作りcのちらし寿司をいただいて、大切な節目の想い出を作りませんか?
具材を煮ないで炒めたり、鶏肉やお刺身を入れるなど、地域や家庭によって様々な作り方がありますが、ここでは、一般的な作り方をご紹介します。
【1】 酢飯に混ぜる具を作る
干し椎茸は戻しておく。かんぴょうは塩でもみ洗いして柔らかく戻す。煮汁が少なくなるまで煮る。
【2】飾り付けの具を作る
飾り用に、卵を薄く焼いて細く切り、錦糸卵にする。海老や絹さやは塩ゆでにする。
【3】酢飯を作る
酢・砂糖・塩を合わせて、すし酢を作る。炊きたてのご飯に回しかけ、うちわであおぎながら、しゃもじで切るように混ぜる。
【4】 酢飯に具を混ぜ、飾り付ける
甘辛く煮た具材を酢飯に混ぜ込む。飾り用の具を彩りよくちらして、飾り付ける。
すし酢の割合は、塩:砂糖:酢が1:4:6。米2合に対して、すし酢大さじ3を入れて混ぜると酢飯が出来上がります。
卵に片栗粉を混ぜるとでんぷん質によって卵液に弾力がつき、破れにくくなります。また、余裕があれば卵液を均一にするため、卵液をこすと良いです。
具沢山なので準備は少し大変ですが、酢飯に混ぜる具を前日に作っておけば、当日スムーズです。
特集スタッフが作ってみた感想
椎茸・油揚げの甘煮に酢漬けの蓮根など、色々な味がバランス良く口の中で合わさり、美味しかったです。酢飯の中にも上にも具が沢山入った、食べ応え十分のちらし寿司です。
お米は、1合カップ(180ml)で計量しました。(調理時間:120分)
ひな祭りの献立に困った時の参考レシピを集めました。せっかくのお祝いごとだから、副菜もこだわりたいですよね。
ちらし寿司を手作りする良さはなんだろうと考えてみました。
大切な人の節目に、その人の好みに合わせた味付けで、ひとつひとつの具材を丁寧に作ること。想いを込めて料理を作るという、その行為そのものが、お祝いになるのかなぁと思いました。
ぜひ、季節ならではのちらし寿司を作ってみてください!
文:栃木由子 写真:北村文乃
【調理時間の表記について】 ご飯を炊いている時間、干し椎茸を戻す時間は含まれていません。