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森と湖の国と呼ばれる、自然豊かな北欧・フィンランド。映画『かもめ食堂』の舞台としても知られる人気の観光地です。そんなフィンランドでは、いったいどんな朝ごはんを食べているのでしょうか?
フィンランドは、1人当たりのコーヒー豆の消費量が世界一と言われるくらい、国民のほとんどがコーヒー好き。一日に4~5杯飲むのは当たり前で、フィンランドの朝は一杯のコーヒーから始まります。そしてなんと、職場でのコーヒーブレイクの権利が法律で認められているそう。フィンランドの暮らしにコーヒーは欠かせないものなんですね。
フィンランドでは、酸味のある浅煎りのコーヒーが好まれているようです。一日何杯も飲むからかもしれませんね。そんなコーヒーの相棒として愛されているのが、甘~いシナモンロールです。
フィンランドのシナモンロールの特徴は、パン生地にカルダモンパウダーを入れること。家庭で作るときは生地を多めに作っておき、冷凍保存しておくそうです。フィンランドには、シナモンロールを目当てに地元の人が集まるカフェも多いとか。コーヒーとシナモンロールは切っても切れない組み合わせなんですね。
フィンランドの朝食でよく食べられているのが、カルヤランピーラッカ。なんだかおまじないのような名前ですが、フィンランドのカレリア地方の伝統的なパイです。
ライ麦で作ったパイ生地の中に入っているのは、塩とバターを加えたリゾット。パイ生地にリゾットをのせて餃子の口が開いたような形にし、オーブンで焼きます。ゆで卵とバターを混ぜたものをのせて食べると、幸せな気分になるとか。
リゾットをのせたパイは、お米好きな日本人の口にも合いそう。これなら、朝からしっかりエネルギーチャージできますね。(TEXT:川端浩湖)
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