世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、豊島区駒込にお住まいのイタリア人キアラさんの食卓で、おいしいトスカーナの家庭料理をいただきました!
スパゲッティーはよく食べるけど、パスタの種類が多すぎる!と他のHIKERさん。 実はイタリアではレストランで独自のパスタを作って名前付けているのもあって、イタリア人も分からないことがあるんだとか。 そのなかでもニョッキは簡単だそう。キアラさんもじゃがいもやかぼちゃを混ぜていっぱい作り、冷凍保存しているみたい。
「イタリアではよくパスタを手打ちするんですか?」「いえいえ、みんなでおばあちゃん家に集まるときや、家族でちょっとしたパーティーをやるときくらいです」 それは確かに盛り上がりそう♪
さあ、メインの手打ちパスタ、「ピーチパスタ、ペポーゾのソース」を作っていきます。
あらかじめ作っておいた生地にオリーブオイルを塗り、3mm間隔でカット。形を整えながら並べていきます。
切った生地がくっついてしまい、なかなか難しい……。 そして、5人がかりで約30分!「やっと終わった~!」と思ったら、「あと1枚ありますよ!」と笑顔のキアラさん。
え~……まだあったのか…… (苦笑) 。
ちなみに打ち粉にも、パスタの主原料デュラム・セモリナ粉 (人生においてここくらいでしか使わなさそうな単語!) を惜しみなく使っています。 パスタへのこだわりは並ではありません!
パスタを茹でながら、牛すね肉を赤ワインで3時間以上煮た、ペポーゾソースをお披露目。
さてさて、出来上がったところでこのソースと手作りパスタを絡めます。
茹で上がったパスタはとってももっちりしていて食べ応え抜群!どっしりとしたペポーゾソースがよく絡み、絶品です!自分で伸ばした麺だから、より美味しい!
サラダ「マッシュルームとパルメザン入りほうれん草サラダ」も一緒にいただきました。
あれ?このタイミングでサラダ?って思ったけど、大正解!サッパリとしていて、口の中をリセットしてくれます。しっかりとかかったパルミジャーノもおいしい!
デザートは 「栗粉のフリッテッレ」。トスカーナでは栗をよく食べるんだそうです。 栗の粉に松の実を混ぜ、油で揚げていきます。あま~い香りが部屋に立ち込め、満タンだった胃袋に別腹ができました。 冷たいアイスを乗っけて、半分溶けたところが食べごろ。アツアツひんやり、あま~いデザートが、食後のコーヒーに絶妙にマッチ!おなかいっぱいだけど、おかわりしちゃいました!
さらに、キアラさんのお父さん手作りの食後酒もサービス。甘めだけど、ちょっとキツめのリキュールでした。 それと、キアラさん、本当は一般のお店に頼まれて作っちゃうほど、ティラミスが得意なんだとか。それも食べたかった……!
とってもなごやかな雰囲気で盛り上がり、開始からあっという間に6時間経ってしまいました。 今回出してもらった郷土料理の数々は、日本のレストランでは味わえないものばかり。 他のHIKERさんの言葉を借りると、「ちょっとディープなイタリア」を体験できます!
イタリアン好きな皆さん、ぜひキアラさんの食卓を訪ねてみてくださいね!
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