噛みごたえのある皮と柔らかい大根とキュッとした搾菜、それらを取り巻く豚肉。こんな組み合わせアリなんですね。驚きの相性の良さを発揮。
カレーのスパイスがガツンとくるこいつは、おつまみに大人気。瞬間にカレーだ!と気付くから一番の個性派、印象派。
餃子に合わせる調味料はお店のオリジナルで店頭にて購入可能。左から餃子のタレ、豆豉ミックス、味の要。....味の要?!
水餃子にはしっかり味がついているのでそのままでレベル100で美味しいのですが、自分好みの量で味付けすればレベル120~∞美味しい味に変身。どれを何につけるか決まりもないので8個という限られた個数でいかにアレンジできるか腕の見せ所です。
原材料を教えてもらうと三種類すべてにコリアンダーの文字が。 "味の要"味は私のボキャブラリーで、一言では表せないので想像に花を咲かせて欲しいです。コリアンダーをはじめ、生姜、ニンニク、ターメリックなどが主な材料です。
白ご飯の上に乗った野菜は、餃子の餡の材料で使われる生姜や人参などの残りをすべて刻んで漬物にしたもの。ごはんの中にチラ見えするのはハトムギ。
豚そぼろは?隠れています。下よ下!全部まぜまぜしちゃいます!
ごはんの下に隠された豚肉フレークはぬくぬくと保温され、下の方のごはんはその味に染まります。漬物もぜんぶ混ぜて先ほどの豆豉ミックスをかければ、申し分なくうまい。海藻スープをかけたくなる気持ちわかりましたか?
水餃子以外に人気のものを聞いてみると「ラゲーライス」と。必死に記憶を辿って知識を呼び寄せたのですがわたしの辞書にそんなものはない!
と思っていたら按田餃子独自のメニューでした。キクラゲの"ラゲ"だそう。甘じょっぱい味付けのキクラゲと、金針菜(中華料理などに使われる栄養価の高い野菜)、豚肉、漬物。大小の2種があり、大の大盛りを頼む方もいるくらい癖になる美味しさ。
お店の方が、その日の天気からお客さんに出す飲み物を「今日はお水がいいかな?白湯かな?」なんて会話をしてるもんだからこの店はいい。気配りが素敵だ。 仲が良さそうで、お店の方々みんなから自分の働く店が好きというオーラが出ていて、それだけで味が保証されるような気がする。
この店はどこまでも自由で、いつだって行きたくなる。
このお店独自のメニューや作り方なのに、どこか懐かしい。
代々木上原に行った際は、按田餃子ぜひ立ち寄ってみて下さい。
住所:東京都渋谷区西原3-21-2
営業時間:11:30 - 23:00 (L.O. 22:30)
定休日:火曜日
HP:http://andagyoza.tumblr.com
大学三年生
和菓子と豆とカメラが大好き。