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10月27日放映の「秘密のケンミンSHOW」で紹介されたのは、石川ケンミン熱愛の「ハントンライス」。オムライスよりもサッパリしていてクセになる、その摩訶不思議な美味しさの秘密に迫ります。
石川県といえば、百万石の城下町で雅な文化の息づく街。豊富な日本海の海の幸と加賀野菜を使った懐石料理、美しい和菓子など、他県が羨むような美食の都ですが、今回紹介されたのはなんと「ハントンライス」と呼ばれる謎の洋食。オムライスらしき土台にフライをトッピング!ケチャップにタルタルソースがかかっているという不思議なレシピは、県内50店舗で提供されている人気者。金沢発祥のご当地グルメとして、引っ張りダコの存在なのだそうです。
「ハントン」の「ハン」は、ハンガリーのハン、「トン」はフランス語でマグロを意味するそうで、この2つ合わせて「ハントンライス」という名前が出来上がったそうです。でも、この料理のハンガリーではなく、昭和40年代に金沢で生まれた料理だというから面白い。当時東京で修行していた料理人がハンガリー料理からヒントを得て、まかないで食べていたものがルーツになっているそうです。
オムライスっぽい見かけですが、作り方は普通のオムライスとは少し違います。
まずじっくり炒めたタマネギをご飯にあわせ、味の要となるケチャップを加えたら、他の具材を何一つ入れずに炒めます。普通のオムライスはチキンやハム、ベーコンを入れたものが多いですが、ハントンライスは魚のフライをのせるため、しつこくならないよう、シンプルにケチャップだけの味付けなのだとか。
ひと口大にカットしたカジキマグロとエビに衣をつけ、粗めのパン粉をつけて揚げれば、トッピングの準備はOK。
卵は1人前で3個の卵を使用。半熟状態の卵にフライをのせてポジションを固定し、トロトロの段階でご飯と合体させ、仕上げにケチャップとサッパリとしたタルタルソースをかければ出来上がり♪
このハントンライスのトッピングは、魚のフライ以外にも、唐揚げ、ステーキ、ウインナー、ゆで卵などいろいろ。カレーとコラボさせたりと、トッピングや味付けが自由自在。このルール無用な懐の深さも、石川ケンミンの胃袋を掴んだ離さない秘密なんですね。石川ケンミンながら「ハントンライス」を食べたことがないという、リオオリンピック柔道の銅メダリストの松本薫さんも「ぜいたくな味だな~」と大感動!スタジオは「美味しい」コールで包まれました。
なんだかすごく「ハントンライス」が食べたくなってきませんか?クックパッドにもレシピがありましたよ。
懐かしくて新しい味わいの「ハントンライス」は、食べ盛りのお子さんにも喜ばれそう。ボリューム満点の絶品グルメ。ぜひ作ってみてください。 (TEXT:森智子)
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