日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
ようやく厳しい暑さの続いた8月も終わりましたね。疲れが溜まっていたり、夏風邪を引いてしまったりしていませんか?
今年はスペインも猛暑に見舞われており、南部では45度以上を記録しました。今回は、そんな暑〜いスペインから、疲労回復・食欲増進にぴったりなニンニク料理をご紹介します。前回に引き続き、クックパッド・スペインのスペイン人作者さんのレシピの中から、日本で再現できるレシピをセレクトしましたよ。
最近、スーパーで青森産、中国産と並んでスペイン産のニンニクを見かけることが増えたと感じませんか?それもそのはず、なんと、ここ5年間でスペインからのニンニク輸入量が40倍にも増加したそうです。スペインからは、お馴染みの白いニンニクだけでなく、スペインで広く使われている紫ニンニクも輸入されています。
スタッフが近所のスーパーで購入したスペイン産ニンニク。左側が白ニンニク、右側が紫ニンニク。一番外側から見ても違いがわかりませんが…
紫ニンニクの方は、内側の皮が紫がかった色をしていました。白ニンニクよりも、香りが強く味も辛め、アリシンも多く含まれるという特徴があります。
スペインではこの2つのニンニクをどんな風に使い分けているのかと疑問に思い、料理好きスペイン人スタッフたちに尋ねてみると、
「普段料理するときは、そんなに違いを意識して使ってはいない。どっちかが辛味が強かったと思うけど、どっちがどっちだったかな…」
「加熱しちゃうとそんなに違いが分からないから同じように使ってるよ。スペインには、黒ニンニクっていう種類もあって、それはまったく違うから使い分けてる」
と、返ってきました。現地の家庭では、それほど使い分けてはいないようです。
ではさっそく、スペインのニンニク料理を作ってみましょう!今回は人気のアヒージョとスープをご紹介します。
おうちバルメニューとしても定着してきつつあるアヒージョ。熱々オリーブオイルに溶け込んだ刻みニンニクの風味が食欲をそそります。スペインでは、たっぷりの刻みニンニク入りオリーブオイルで具材を煮た料理を「(具材名)・アル・アヒージョ」と呼びます。日本では、海老やキノコのアヒージョがよく知られていますが、クックパッド・スペイン語版には魚やイカ、貝や鶏肉・豚肉、じゃがいもなどの様々なアヒージョ・レシピが投稿されています。
スペインを代表するスープといえば、「ガスパチョ」。スペイン南部のアンダルシア発祥の冷たい野菜スープです。材料をミキサーにかけるだけで栄養たっぷりのさっぱりスープの完成です。火を使わずに夏の栄養を摂りたいのはスペインでも同じなんですね。 トマト、玉ねぎ、きゅうり、ピーマン、ニンニクなど野菜類がオーソドックスな材料ですが、フルーツを加えたアレンジ版も美味しいです。筆者もさくらんぼ入りのガスパチョを作ってみましたが、フルーティーで気に入りました。今の季節なら、スイカ入りのガスパチョがおすすめです。
また、「アホブランコ」は、アーモンドを使った冷製スープです。ブランコとはスペイン語で「白」、そして「アホ」はニンニクという意味です。
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