あなたのお宅では電化製品を購入した時の「外箱=空き箱」を残していますか?捨てていますか?片づけのプロとしてお伺いするお宅には、この空き箱を残しているケースが多く見受けられます。空き箱を残している理由は、引越しをする時のため、修理やリサイクルショップに持って行く時に必要になるかもしれない、など様々。
いつか何かのために、という気持ちも分からなくはありませんが、「空き箱のほとんどは不要である」と考えています。これら「空き箱」の残す残さないの考え方をお伝えします。
家電製品の空き箱のほとんどは不要と考えますが、箱を取っておくことをオススメしたいものもあります。
それは「シーズンオフに保管収納する季節家電」の箱、例えば、加湿器やヒーター、扇風機などです。季節家電はシーズンオフの使わない期間に、この箱に入れて保管します。四角い箱に入れることで、収納スペースをムダ無く使え、収まりも良くなります。更に、箱に入れると重ねて収納することもできるので、空間をより有効に活用することができます。
季節家電本体を使っているシーズン中には、空き箱を収納場所に入れたままにしておけば、収納スペースが確保された状態になります。シーズンオフに本体を戻す時、収める場所がない…なんてことにもならずにすみます。
パソコンやプリンターの空き箱を取っているケースもよくあります。修理に出す時に箱があった方が良いのでは?という理由だと思いますが、実際には修理の時には箱がなくても問題ありません。パソコンを発送することがあっても、段ボールや梱包材で代用できますし、宅配業者でもパソコン類の専用箱を取り扱っています。いつか修理するかもしれない時に備えて、箱を保管しておくのはスペースの無駄になってしまいます。
転勤族だからと引越しの荷造り用に、空き箱を保管しているケースもあります。もし引越しの為だけに箱に占領され窮屈な思いをしているとしたら本末転倒になってしまいます。
最近の引越しでは、専用の梱包材がありしっかりと引越し業者が対応してくれます。いつかくる引越しではなく、普段の暮らしをもっと快適に過ごしませんか?
後でリサイクルに出す為に箱をとっておくケース。確かにリサイクルに持ち込む場合、箱があると多少高く売れることがあります。ただ少し考えたいのは、この空き箱を保管しているスペースに対して、毎月家賃や住宅ローンを支払っているということです。つまり、保管している場所にはお金がかかっていることになります。
「いつかリサイクルに出すかもしれない時までの保管料」と「売る時に箱があったことでプラスになった金額」を比較して考えてみてください。どちらがお得であるかは明白ですね。
いかがでしたか?取っておくと決めた「空き箱」はしっかりと管理していきましょう。時間が経つといつの間にかホコリをかぶっていたり、湿気でヨレてしまったり、虫の温床になったりしてしまいます。又、箱を捨てると後悔しそうな場合は、同じような箱はインターネットなどで再度手に入れることも可能と考え、不要なものを残さないとすると良いでしょう。カメラなどの小さい電化製品の箱を、保証書や取扱説明書を入れたまま保管しているケースもよく見受けられます。小さいからとつい置いてしまっていないか確認してみて下さいね。
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ブログ:ゆとりクリエイト ~千葉松戸・ 整理収納アドバイザー とみやすかおり ~