濃い味が人気の今でも変わらずに、毎日食べても飽きない味を提供し続ける。シンプルに美味しい餃子が食べたいなら、飯田橋「おけ以」にぜひ行ってください!
お店の名前は創業者の息子である圭一さんが当時「けいちゃん」と呼ばれていてそれが変化してついたとか。親しみやすい名前ですね。
昭和29年に神保町でお店をスタートし、平成元年に現在の場所、飯田橋に移りました。
緑色のテーブルと椅子が印象的。お店にはテレビがついていたんですが、私が過去に行った餃子屋さんの何店舗かにもテレビがありました。餃子とテレビってセットなのかな?
ぴったりくっついた仲良し餃子が6つ。焼き具合、抜け目なし。 丸い鉄板をかなり強い熱で温め、回しながら焼くことでこのように美しい焼き目を作り上げているそう。
羽根つき餃子まではいかないけど確実に羽根は付いてます。こういう餃子のための名前、作るべきです。小羽根つき餃子...?
裏にするとぷっくりとした分厚い皮であることに気づきます。皮はなんと粉から手づくり! 包んでから半日以上は絶対に寝かせ、具材にしっかり味が染み込むようにしているそう。これがジューシーさの要となっています。
パリパリともちもちが同時にやってきて口の中はかなり忙しい。肉汁が溢れ出すから、がっつり系に感じるけれど、軽めの後味は、どこか懐かしの母の味に似ています。
中身は、白菜・豚バラ・にら+調味料。にんにくは入れません。
究極にシンプルだけど忘れられない味。それにぴったりのラー油もまた絶品でした。聞いてみるとやはりこちらも手づくり。今まで醤油と酢の脇役だと思っていてごめんなさい。ラー油は辛いだけじゃないと教えてくれてありがとう。
餃子の美味しいお店のタンメン。実に楽しみです。
白菜・もやし・豚バラ〜!白と黄色に差し色の薄ピンクとは、おしゃれさんですね〜!
まずは湯気を顔全面で受けましょう。火傷しない程度に顔を近づけて。
スープ様の登場です。具の間から顔を出すスープをレンゲいっぱいにする瞬間は、本当に幸せ。期待を裏切らないあっさり味が、心までも埋め尽くしてすっと消える。もう一度、もう一度、これではスープがなくなってしまいます。
お待ちかねの麺がすぐそこに...!
麺も、もちろん自家製。中平打ちのちぢれ麺は他では食べることのできない特別なもの。音を立てて口いっぱいに食べると、ぴちぴちの麺が存分に主張してくれます。
この麺ほかの味付けでも美味しそうと思ったそこのあなた!以前私が食べた焼きそば、かなりおすすめです。タンメンと同様の麺を生の状態で蒸してから焼きそばにするそう。味付けは醤油味に中華の風味を加えて完成です。
毎日食べたい、特別な人と行きたい、一人でも幸せを噛みしめたいと感じるお店。
飯田橋「おけ以」で究極の味に出会ってみては?
住所:東京都千代田区富士見2-12-16
営業時間:昼 11:30~13:50(L.O.)
夜 17:00~20:50(L.O.)
定休日:日曜・祝日・第三土曜日
大学二年生
和菓子と豆とカメラが大好き。