最近、「大人の味」というコンセプトのお菓子が流行っていますね。 その多くは甘さ控えめでビターな味のものが多い印象ですが、「大人の味」はこれだけではないと思うのです! 子供と大人の境界線の一つが「飲酒が出来るか否か」であることを考えると、お菓子をお酒と一緒に味わう事も、れっきとした「大人の味」になるのではないでしょうか。 そんなわけで今回は、お菓子にお酒を合わせて、お菓子を「大人の味」にする方法を3つ紹介します。
チョコレートに合うお酒は、ずばりワインです。 特にミルクチョコレートと赤ワインは、ミルクチョコレートの甘味と旨味が赤ワインの苦味とバランスがとれる事で、相性が良い組み合わせとなります。 これは、肉料理と赤ワインが合う理由とも似ています。
グミも実は、赤ワインが合うのです。 元々、ブドウのような酸味と甘味が強い果実は、グミとして親しまれていますね。 そこで、グミとワインを合わせる事で、ワインのブドウの複雑な味わいがグミの甘味と食感によって引き立てられ、美味しく感じられるのです。
女性に人気のマカロンに合うのは、意外にもビールなのです。 特にベリーや柑橘系のマカロンとの相性が良いです。 ビールが苦手な女性も、マカロンと一緒に食べてみると少しずつ克服できるかもしれませんよ。
いかがでしょうか。どれも気軽に試せるものばかりですね! 皆さんも、お菓子をお酒と合わせた「大人の味」を楽しんでみてください♪
味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。