新米を土鍋で炊いてみませんか? 収穫されたばかりの新鮮な新米は、『艶』『風味』『粘り』『香り』に特徴があります。土鍋を使うと熱の伝わり方がちょうどよく、それらを手軽に楽しむことが出来るのでご紹介します。
お米は精米した瞬間から劣化し始めます。精米したら常温で夏場は数週間、冬でも1か月以内には食べきるとよいでしょう。そのためお米を買う時には「精米日が直前のもの」を選ぶようにします。
今回は3〜4人用の土鍋を使用し、3合で炊きます。 まず、お米が割れないように優しく研ぎます。 初めは、さっと洗ってすぐに水を捨てるとぬかの臭みが新米に浸透せず美味しく炊けます。2〜3回ほどのすすぎで充分です。 ※水が透明になるまですすいでしまうと、お米の旨みや栄養分まで溶け出てしまいますので気をつけましょう。
新米は古米に比べ水分が多く含まれているので、古米を炊くときよりも水分量を1割ほど少なめに少なめに。炊飯に水道水を使用する場合は一晩寝かせてカルキ臭をとばすと、より美味しく炊けます。
鍋底全体に火が当たるよう中火で10分熱します。 フツフツとふたの縁から水蒸気が出てきたタイミングで弱火にし、15分ほど火にかけます。お焦げを作りたい方は18分を目安にして下さい。15分経過したら、火から下ろし、そのまま10分ほど蒸らします。あとは炊飯器と同じように混ぜ合わせたら完成です。
土鍋で炊いたご飯はひと手間かけた分、お腹だけでなく心までほっこりと満たしてくれますよ! おおよそ30分で炊きあがりますので、時間に余裕ある日は土鍋ごはん味わってみてくださいね!