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世の中にある【言われてみればちょっと気になる“差”】に注目し、なぜその“差”が生じているかを徹底調査するバラエティ番組「この差って何ですか?」(TBS系・毎週日曜夜7時)から、知って得する料理の“差”をご紹介します!
11月1日夜7時放映の「この差って何ですか?」(TBS系)の人気コーナー「知って得する料理の“差”」では、この時期スーパーに出回る 「生サンマ」と「解凍サンマ」の差を紹介!
「生のサンマが売っているなら、生の方がいいに決まっている!」「生サンマの方が脂がのってるでしょ?」とか思っている皆さん!実はそれ、誤解です!!というわけで今回は「生サンマ」と「解凍サンマ」それぞれの特徴と、家庭で作るサンマの塩焼きが劇的に美味しくなるプロのテクニックをお教えしちゃいます!
まずは、11月頃のスーパーなどに出回っているサンマ事情について教えてくれたのは、漁業情報サービスセンターの渡邉一功さん。渡邉さんいわく「この時期に出回っている『解凍サンマ』は、サンマが一番脂がのった8月~9月頃に獲れたサンマを冷凍保存し、お店で解凍したもの。一方いまの『生サンマ』は10月以降、北海道から産卵場所である和歌山近海へ南下してきたモノなので、長い移動でエネルギーを使ってしまい脂が少なくなっています」とのこと。なんと、今の時期食べるなら、「解凍サンマ」のほうが脂がのって美味しいんですね!!
ただ、「解凍サンマ」の場合、どうしても内臓から苦味が出てしまうので、内臓を美味しく食べたい人には「生サンマ」がおすすめなんだとか。
では、どうすれば脂の少ない、この時期の「生サンマ」の塩焼きを美味しく食べることができるのでしょうか?ミシュラン・ビブグルマンを獲得した和食の名店「荻窪 有いち」のご主人、橘光太郎さんに教えていただきました!
空の魚焼きグリルに火をつけて予熱します。こうすることで通常14~15分かかる焼き時間が半分位の7~8分ですみ、ただでさえ少ない「生サンマ」の水分と脂が落ちて、身がパサパサになってしまうのを防ぐことができるのです。
グリルを予熱する間に、網の上にアルミホイルを敷いておきます。このホイルが後でポイントになってくるのでお忘れなく!
いよいよ塩をふった「生サンマ」をグリルの中へ!4分ほど経ったところでひっくり返し、もう片面も焼いていくのですが…ここで、あらかじめ下に敷いておいたアルミホイルで包み、2分ほど蒸し焼きにします!こうすることでサンマの脂と水分を閉じ込めることができ、ふっくらとした仕上がりになるのです!
脂の多い「解凍サンマ」は、苦い内臓をしっかり抜いたうえで”サンマの煮付け”にしましょう。脂の少ない「生サンマ」は、”サンマフライ”がおすすめ。「生サンマ」は内臓が美味しいので、内蔵に醤油を加えて混ぜ合わせ、それをサンマの身に塗ってからフライにすると、コクが出てふっくらした絶品フライになりますよ!
意外と知らない「生サンマ」と「解凍サンマ」の差!安くておいしいサンマ料理の数々、まだまだ楽しんでみてくださいね!
「この差って何ですか?」(TBS系・毎週日曜夜7時)
世の中にある【言われてみればちょっと気になる“差”】に注目し、なぜその“差”が生じているかを徹底調査するバラエティ番組。
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