日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
夏野菜が美味しくなってくる時期がやってきますが、夏野菜の正しい保存方法はご存知ですか? 夏野菜は常温保存でもいい?なんて話もあるけれど、一概にそうとは言えないようです。 特にこれからは暑い日が続くので、冷蔵庫を賢く使うのが大切。今回は、最近の冷蔵庫にはたいてい用意されている「野菜室」を120%活用する夏野菜の保存法をお伝えします。
大きめの冷蔵庫にはたいてい用意されている、冷蔵室とは別にある「野菜室」。この野菜室ですが、普通の冷蔵室とは一体どう違うのか知っていますか? これからの季節によく活用される夏野菜の保存は、実はこの野菜室が大事なポイントだったのです。
冷蔵室は約3~5℃ですが、野菜室は約5~7℃と、少々温度が高めに設定されています。 低温に弱い野菜や急激な温度変化に弱い野菜、低温障害を起こしやすい野菜を保存するために、このような気温に設定されているのですね。
ちなみに、食品の保存方法でよく目にする「冷暗所」とは、1~15℃の、温度が一定に保たれ、直射日光の当たらない室内を指します。実は、野菜にはこの環境が最も適しています。とは言うものの、マンションやアパートにお住まいの方は、野菜のための冷暗所がないことも多いですよね。 そこで、野菜室の出番です!この野菜室を賢く使えばきちんと野菜の保存ができるのです。
暑いなか育った夏野菜は冷蔵室で冷やしすぎると、色が変化する、果実の部分が水っぽくなる、柔らかくなってしまう、ビタミンCなどの栄養素が失われてしまうなどの、「低温障害」を起こすことがあります。とは言うものの、これから夏に向けて気温が上昇していく中では、野菜を冷蔵庫の外に置いておくと腐る可能性もあります。そんな夏野菜の上手な保存方法には、いくつか原則があります。
冷蔵室の気温は、前述した通り、約3~5℃に設定されています。これは、夏野菜には寒すぎる環境であり、野菜に様々な低温障害が起こる可能性があります。原則、冷蔵室には夏野菜の保存は適しません。野菜は野菜室が鉄則です。
野菜室といえど、夏野菜にとってはまだまだ寒すぎる環境であったり、乾燥しがちだったりと、野菜をむき出しで保存するのは得策ではありません。新聞紙、もしくはラップやビニール袋等で包んで保存します。
表面に水滴がついたまま保存すると、野菜が傷みやすくなるので、きちんと拭き取りましょう。
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