夏休みの自由研究のテーマはもう決まりましたか? 化学反応を利用した、懐かしのお菓子を作ってみましょう!
重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸などの強い酸が水に溶けると、化学反応が起きて炭酸ガスが発生します。この化学反応はまわりの熱をうばいながら(吸熱反応)進みます。
ラムネはまさに重曹とクエン酸からできています。ラムネを口に入れたとき、つば(唾液・だえき)に溶けたことで化学反応を起きて、シュワシュワと泡が発生しているのです。口の中がヒンヤリするのは吸熱反応によるものです。
コーラなどのシュワッと泡が出る炭酸飲料も、この化学反応による炭酸ガスを利用したものなんですよ!
ポリ袋の中で粉を混ぜ合わせると、汚れにくいし、形を作る前に乾燥しにくくておすすめ。
色をつけたい場合、食紅がなかったらかき氷のシロップでもできます。その場合は、レモンの搾り汁小さじ1/2の代わりに、かき氷シロップ小さじ1/2を入れます。
同じ材料を使って炭酸水を作ることもできます。シロップで味つけしてもおいしいですよ♪
いつも食べているお菓子にも、科学反応が利用されているなんておもしろいですね。いろいろな着色料が手に入ったら、色を混ぜ合わせてカラフルなラムネを作ってみても楽しいですよ!(TEXT:松崎祐子)