調理師資格を持っている食費節約が得意なFPです。
節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は、人生の節目で検討することが多い「保険」について教えてもらいました。加入した方がいいのか、加入済みの場合は見直しするタイミングはいつ?など、保険の疑問を解決します。
保険商品は、第1分野の生命保険、第2分野の損害保険、第3分野の医療保険と、大きく3つに分けることができます。どれも、日々の生活における万が一のリスクに備えて加入するものです。つまり、そのリスクがないのであれば加入する必要はありません。極端なことを言えば万が一が起こったとしても、預貯金などでカバーできるのであれば、そもそも保険に加入する必要がありません。
例えば、病気になって入院した際に、加入している健康保険や高額療養費制度を使うことで、支払う医療費が軽減され、支払いも家計にそこまで負担にならないならそのリスクをカバーする保険に加入する必要性は低いでしょう。
一方で、入院が長引いたり、保険適用外の治療が必要となった場合には、費用がかさみます。入院している間、収入が無くなることでその後の生活費に支障が出る場合もあるでしょう。これらのリスクをカバーする保険に加入することで、かかる出費を抑えることができるといわけです。つまり、保険に加入するということは、貯蓄を守る役割もあるとも言えます。
保険にはさまざまな種類があり、各家庭や個人によって必要な保障や補償は異なります。どのような保障や補償が必要かはその都度見直したり、必要なときに必要な分だけ加入する方法もあります。
例えば、生命保険の加入時のタイミングはさまざまですが、家庭を持ち家族が増えたときに加入を検討するのが一般的です。お子さんが小さい頃は、死亡保障を高めにしておくことで、万が一の場合でも遺族の生活を安定させることができます。そして、この死亡保障もお子さんの成長とともに減らしていくこともできます。お子さんが生まれてから長期間、死亡保障の見直しをしていない場合は検討してみてもいいでしょう。その際は、お子さんの教育費の目処がある程度ついていることも確認しておきましょう。
また保険の見直しのタイミングはお子さんの成長だけではなく、貯蓄の増加や住宅購入時に団体信用生命保険付きの住宅ローンを組んだ際にも、保険金額を減額することで保険料を節約することができます。
保険は不測の事態にかかるお金を備えることが主な目的ですので、保障が少な過ぎることもいけませんが、多すぎるとムダになります。保険の見直しは、自己判断でやみくもに解約などをしないようにしましょう。複数の保険会社の商品を扱う保険ショップで相談する人も増えており、プロの手を借りて、ライフプランを見据えながら総合的に判断して、いくつかのプランを提案してもらうと良いでしょう。その提案をもとに家族で検討をして、納得いかなければまた別の保険ショップで相談をして、より我が家にとってベストな保険を検討することをおすすめします。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
節約アドバイザー、FP、ファイナンシャルプランナー(AFP)FP技能士2級、消費生活アドバイザー、調理師、宅建士(登録)
公式HP:らくらく節約生活 https://www.maruyama-harumi.com/
ゆとりうむプロジェクト理事https://yutorium.jp/