日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
1月31日、総務省の調査によると、「1世帯あたりの餃子購入額」で栃木県・宇都宮市が、2013年の首位になったということです。11年、12年は静岡県・浜松市が首位だったため、実に3年ぶりの日本一奪回。その実態と「宇都宮」と「浜松」の餃子の違いに迫りました。
「餃子の街」として有名な宇都宮市は、1996年から15年間「1世帯あたりの餃子購入額」首位の座に君臨していましたが、2011年から2年連続で浜松市が首位に。この結果には東日本大震災による流通のストップやスーパーの休業なども影響していたそう。そこで12年に市や商工関係者らを中心に「餃子日本一奪回運動」を開始。スーパーへの消費の呼びかけ、餃子応援ソング、餃子日本一奪還アイドルなど数々の作戦を打ち出し、2013年に見事首位に返り咲きました。
今回残念ながら2位の浜松市もまた、市内に約400店の餃子店があるという「餃子の街」。2005年に浜松餃子の普及を目的としたボランティア団体の設立、2007年から全国のご当地餃子が集まる「浜松餃子まつり」を毎年開催するなど、餃子のアピール活動に力を入れてきました。
両市の餃子購入額を比べてみると
2013年は宇都宮市が4,919円、浜松市が4,155円。(ちなみに、2012年は浜松市が4,670円、宇都宮市が4,365円)
共に餃子1~3皿分ほどの小さな差といえます。ここ数年、目まぐるしい首位争いが繰り広げられる中、2014年こそ真の日本一を決める年といえるかもしれません。
両餃子の特徴を「焼き餃子」に絞ってお伝えしたいと思います。クックパッドの中からオススメのレシピもご紹介しますよ!
まずは、「宇都宮餃子」。白菜などの野菜が主体で、肉は少しで野菜たっぷりというあんが特徴です。宇都宮餃子は、地元では醤油ではなく、酢と少しのラー油で食べることもあるそう。繊細な野菜の旨味と甘味を楽しむのが、宇都宮流です。
宇都宮の有名店の餃子にインスパイアされたというレシピ。白菜多めで、水気をしっかりとるというのがポイントです。
続いて、浜松餃子。餃子を円形に並べて焼き、中心に茹でもやしを盛るというスタイルが特徴。もやしには、口の中をさっぱりさせる役目があるとか。あんは、キャベツと豚ひき肉を7:3くらいの割合で混ぜるのが定番。あっさりしながらもジュージーな味わいを楽しめるでしょう。
円形に並べられた餃子ともやしの造形が見事ですね。フライパンに油を多めに引くのが上手に焼けるとのことです。
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