日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
いよいよ10月に突入!あれだけ暑かった夏の気配はもう姿を消し、長袖で過ごす涼しい日も増えてきましたね。特に朝や夜は温かい物が食べたくなる季節。そんな時におすすめしたいのが「エチュベ」という調理法。なかなか聞かない名前ですが、どんなメニューか紹介します!
エチュベとはフランスの野菜から出る水分で蒸し煮にする調理法のこと。ぐらぐらと大量の水ではなく、使っても少量の水分で、野菜をシンプルな塩やダシで蒸し煮にするため、野菜本来のうまみがぎゅっと凝縮され、深い味わいになるそうなんです。特にこれからが旬の根菜と上質な塩で作る蒸し煮は、シンプルな工程だからこそほっこり癒される美味しさが期待できそう☆
ここでたっぷりの水で茹でた野菜と、エチュベした野菜の味や見た目を比べてみたいと思います!
キャベツで検証していきます。キャベツを適当な大きさにちぎります。芯の部分はより水分を出しやすいようぽきぽき折っておきます。
1、厚手のお鍋にキャベツを入れお塩を振ります。このお塩が野菜の水分を引き出します!
2、蓋をして弱火で3分ほど熱していきます。焦げないよう途中でかき混ぜます。
3、水を使っていないのに、野菜の水分がじわじわと出ています!
1、水が沸騰したら野菜を加え、茹でていきます。普段の茹で方です。
食べ比べてみました!見た目はあまり変わりません。食べてみると…エチュベした方が少し甘みが強い気がします。茹でた方がみずみずしさはありますが、エチュベした方は潤いはないものの、キャベツの味が濃いめに出ている模様!
同様に玉ねぎでも比べてみました!
玉ねぎもキャベツ同様、エチュベしたものは素材の食感がしっかりと残りつつ甘みの強いお味に!
他の野菜も食材もエチュベにしてみました。素材の野菜が新鮮で美味しいほど、味の濃さが引き立ちそう!
これからの肌寒くなる季節。鶏肉などを入れて一緒に蒸せば、ヘルシーなだけでなく、ボリュームのあるおかずになりそうですよね。シンプルな工程なだけに、素材の味が活きますね。色々な野菜で調理できるのもおすすめできるポイント!野菜本来の味を楽しみたい時に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?いつもとは違う、贅沢な気分が味わえそうですね♪
農業したり料理をしたり、のらりくらりと暮らしています。都内在住。
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