最高級のパンには最高級のジャムとバターをつけたい。
そんな贅沢が許されるお店VIRON
今回伺った、VIRON 渋谷店は1階がブーランジェリー・パティスリー(パンやスイーツなどのテイクアウト販売)で2階がブラッスリー(レストラン)となっています。
こちらのお店の朝食が話題ということで実際に行ってきました!
一階に並ぶ様々な種類のパンを眺め、その香りをまといながら階段を上がります。
朝食は朝9時スタート、11時ラストオーダーとなっていますが、休日などはオープン前から列ができるとか。11時までに入ることができなかった場合は並んでいても、朝食を食べることは残念ながらできません...!早めに並んで優雅に食べるが吉ですね。
階段を照らすランプ、店内のカウンターなどはフランス製。天井が赤いという特徴もフランスのお店の雰囲気をそのままに映し出したいという思いから。
VIRONというのはパリの郊外にある製粉会社の名前で、VIRONの創設者はその製粉会社のレトロドールという粉を使ったパンに衝撃を受けたそう。日本でも本場の味を提供したいとお店を始めたとのことでした。 レトロドールとの独占契約、つまりこの味を日本で食べられるお店はヴィロン以外ない!!
早速持ってきてもらいました!
左と右どちらから眺めますか?まずは左のかごに入りきらないほどのパン、もっと近づいて見てみましょうか。
パン屋さんの前を通ると必ずそのふんわりとした香りに誘われて立ち止まる。まさに今その扉が開いたような幸せが、このかごには詰まっています。
今回はお店で人気のものを用意していただきました!普段はバゲット、セレアルが2つずつと、ヴィエノワズリー(砂糖とバターをたくさん使った菓子パン)を10種類の中から2つ好きなものを選べるそう。
これを見てわくわくしない方がいたらご一報ください。
思わずお店の方にこれはなんですか?何味ですか?これはバター?!と質問攻めにしてしまいました。わたし、生まれ変わってジャムだったら、豪華なこの集まり絶対参加します。
よく見ると真ん中のジャムの色が似ていますが、もちろんこれはすべて異なる味です。
こちらはオレンジマーマレード。似ていた残りの2つはリンゴとアプリコットでした。それぞれしっかりと果実感が残り、たっぷりと好きなだけパンにつけてもしつこくない甘さでした。さすがジャムの王様。フランスのミオというジャムのブランドは世界のジャムコンテスト(かなり参加したい)で何度も優勝経験がある最高峰のジャムだそう。
その日、その時間、座ったテーブルによって置いてあるジャムが変わります。そうなるとお気に入りの味に出会うまで通っちゃうよ!
はちみつはアピディスというこちらもフランスの伝統的なはちみつのブランド。
オレンジのはちみつ(オレンジの花の蜜を吸った蜂が作った巣からとったもの)を使用しているそうです。
読んでくれている方が期待をしているであろうパンにジャムやバターを付けた写真...ないんです。なんせ美味しすぎて、もうすっかり夢を見ているような気持だったので撮るという発想が消えていました。
この気持ち実際にお店にいけばわかるはずです。
たくさんのパンを食べきれない!食べきるなんてもったいない!
お持ち帰りも可能です。ということで家に帰ってじっくり味わいました。
パンに使用する小麦や塩、水そして製法までも全てフランスのものだそうです。
お店一番人気のバゲットレトロドール。噛んだ瞬間の率直な感想は、かなり固い。しかし噛めば噛むほどに変化する。こんなにも深く、じっくりと美味しいバゲットを私は知らない。目を閉じれば、いや、閉じずとも心はフランスに旅できます。
こちらはセレアルという穀物を使ったパン。言ってしまうと地味な子だけど、かなりの実力の持ち主。食感としてしっかりと穀物を感じられ、パンとご飯の間とも言える食べ応え。ジャムとの相性は抜群でした。
アブリコアプリコット。あんずよりもアプリコットと呼ぶのが似合う。小さな隙間から顔を出すあたりがあざといですね。酸味と甘みとバターとカスタードクリーム。その日の頭の中は8割この子との思い出となるでしょう。
さてこちらの素敵な朝食、12月から値段が変わり2,160円(税込)となるそうです。
一度は食べたい。一度行けば通いたい。そうしていつの日か常連に。
1日の始まりをVIRONで過ごしてみては?
住所:東京都渋谷区宇田川町33-8
営業時間:9:00~24:00(1Fは9:00~22:00)
※丸の内店には朝食のご用意はありません。
大学二年生
和菓子と豆とカメラが大好き。