日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、家計管理のコツや食費節約の方法を教えていただきます。お金がなかなか貯まらない…とお悩みの方も、このレッスンで丸山流節約術を学んで、貯め上手・遣い上手になりましょう!
10月の消費税増税まで1カ月を切りました。増税前に何を買おうか悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。そこで今回は、増税前に駆け込みで買った方が良いもの、買わなくても良いものをご紹介します。
ハイブランドの商品は、基本的にセールはしません。消費税率があがればそのまま価格も上がります。ハイブランドの商品は高額なため、2%高くなるだけでも影響はあるでしょう。既に購入資金が貯まっており、買うタイミングを探している場合は、迷わず増税前がおすすめです。ただし、分割やリボ払いでの購入は、金利が高くついてしまうのでおすすめしません。
アップル、ダイソン、バルミューダといった、高額かつ値動き、値引きがほとんどされない家電製品も増税前の購入がおすすめです。
デパートコスメも、同様の理由で増税前に買った方が良いものですが、クリスマスには限定コフレが、年末年始に向けて福袋が控えているので、あまり買いすぎない程度に購入しておくのもいいでしょう。
9月末までに購入した定期券や回数券、年間パスポートは、増税前の値段で購入できて、そのまま期限まで使えます。必要であれば、購入しておくといいでしょう。パックツアーは9月末出発までは税率8%ですが、これから予約を入れる10月以降のパックツアーは税率10%になります。
飲食料品は軽減税率の対象となり、8%から変わらないので慌てて購入する必要はありません。
衣類や家電など、季節によって値段に変動があるものは慌てて買わなくても、シーズンオフ前になれば2%以上に値下げされるためです。
ただし家電は、9月は昨年の10月頃に出た冷蔵庫や洗濯機などの白物家電が型落ちとして、安く売られています。型落ちとは言え、製品としては初期ロット、中期ロットとエラーを修正しながら、後期ロットと言われる安定した製品であることが多いので、ある意味お買い得とも言えます。しかし、家電は一般的には1月の末から2月の決算時期に値引きがされやすくなるとも言われていますので、無理に買い替える必要はないでしょう。
日用品類も、トイレットペーパーやティッシュペーパー、おむつ、洗剤、シャンプーなど、買い溜めしたくなりますが、各ドラッグストア等でポイント還元セールなどをする可能性が高いので、そこまで在庫を抱える必要はなさそうです。心配なら、2カ月分くらいの在庫は買ってもいいかも知れません。
商品券や金券類にはそもそも消費税がかかりません。また、郵便料金が10月1日から定形郵便物は82円から84円、通常はがきは62円から63円となります。9月30日までに投函がされていれば、旧料金が適用されますので、投函は早めに済ませるようにしましょう。
アルコールは消費税率が10%ととなり、たばこも1箱10円値上げされます。これらは嗜好品になりますので、できればやめる方向で禁煙などをした方がよいものだとは思いますが、人によっては買い溜めしておきたいと考えるかも知れませんので、こちらは個人の判断にお任せします。
2%の増税は、家計にとってもダメージは大きいものですが、買い方に工夫をすることで、増税前よりも安く買える可能性はありますので、慌てて買いすぎないようによく考えて買うようにしましょう。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>
日本ナンバーワンのレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。季節にあわせた人気レシピの紹介のほか、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザもお届けしています。