日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
4月23日放映のNHK「あさイチ」は、宮城県からお届けする「あさイチ・宮城キャラバン」の最終日。今回訪れたのは、宮城県の岩沼市。こちらの岩沼市では震災から3年経った今でも狭い仮設住宅で生活をしている人が大勢います。今回は、そんな仮設住宅のお悩み解決から復興の立役者として期待が集まる、トマトにフィーチャーしてお届けします。
4月23日放映の「あさイチ」は、仙台市から南へ車で30分ほどのところにある「岩沼市」の総合福祉センターからの生中継。今なお仮設住宅暮らしを続ける現地の人から聞いたお悩みに、プロが答えるという今回の企画は、役立つ知恵がいっぱいでした。
たとえば、狭い仮設住宅の台所で料理を作るのは大変!炒めた材料をちょっと置いておくようなスペースさえないので、料理を作る方は本当に大変。そんな中、効率よくお弁当を作るスゴ技を家庭料理研究家の奥薗壽子に教わりました。
フライパンひとつで3つのおかずを作るというゴージャス弁当の作り方を紹介。こちらのレシピには、忙しい毎日の中でお弁当を作っている人にも目からウロコのアイディアが。さっそくそのポイントをご紹介しましょう。
今回奥薗さんが作ったのは、鶏の照り焼きとほうれん草のおひたしと卵焼き。提案したアイディアは、フライパンのダブル使いです。
鶏肉をフライパンの片側に置いたら、残った半分で違うおかずを作るというもの。味が混じってしまうのでは?と思いましたが、ここがさすがアイディア抜群の奥薗さん。最初におかずカップに味付けをするためのしょうゆやかつお節を入れておくのだそう。そこにフライパンの半分で炒めていたほうれん草を入れてあえるだけ。
ほうれん草を取り出した後のスペースで今度は卵焼きを作ったのですが、卵焼きの中身にはちりめんじゃこ、ちくわなど元々味のついた素材を入れることで味付けを省略。卵焼きが出来上がった頃には、鶏肉もちょうどよい焼け具合に。最後に鶏肉に味付けをして完成というわけ!
最初に火の通りにくい食材を入れて、残ったスペースで後に2品作ってしまうアイディアは便利ですよね。クックパッドにもフライパンひとつで3つできるレシピがないか?探してみたら、ありましたよ。
宮城県からお届けする「解決!ゴハン」も今日が最後。今回取り上げられたのは、農業復興の主力産品として期待がかかる「トマト」でした。こちらのトマトは、真っ赤になってから収穫するためとても甘いのが特徴。そのままで食べても、もちろんとっても美味しい「トマト」。でも、うま味成分たっぷりの「トマト」は、料理研究家の瀬尾幸子さんいわく、和食でおなじみのみそにもピッタリ合うのだとか。ということで、瀬尾さんが紹介してくれたのは「トマトのみそ汁」。作り方も本当に簡単でしたよ。
出し汁を用意しておき、そこに細かく切った豚薄切りを入れ、色が変わったら食べやすい大きさに切ったトマトを加えて、サッとゆで、お好みのみそで味付けするだけ!試食したいのっちはじめ、トマト嫌いな現地の人にも思わず「美味しい!」と言わせた出来栄え。味噌とトマトという意外な組み合わせでしたが、本当に美味しそう。さっそく作ってみたくなったという人のために、似たようなレシピをご紹介しておきましょう。
3日間ご紹介してきた「あさり」「チーズ」「トマト」など、宮城には美味しい食材がいっぱい。見かけたら、ぜひ食卓に登場させたいですね。震災にあった方々が一日でも早く元通りの生活に戻れるよう、願いを込めて☆ (TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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