お茶には、ジャスミン茶や麦茶など、お茶の葉ではなく花や穀物などから作られるお茶がありますね。 実は、コーヒーも同様に、コーヒー豆以外から作られるコーヒーがあるのです! 今回は、そんな驚きのコーヒーを3つご紹介致します。
こちらは焙煎したタンポポの根から作られるコーヒーで、19世紀のアメリカで考案されました。 コーヒーのような苦味やコク・香ばしさといったものには欠けますが、少しキャラメルにも似たライトな味わいです。 コーヒーに砂糖やミルクを入れて飲むのが好きな方にオススメです。
こちらは焙煎したドングリの実から作られるコーヒーで、18世紀のドイツで発展したものです。 味はコーヒーというよりは麦茶に似ていて、ワインにも含まれる苦味成分「タンニン」由来の独特の渋みがあります。 また、後味はさっぱりしているのも特徴的で、ミルクを足すとまろやかな味になります。
なんと!余ったパンの耳からもコーヒーが出来るようです。「MOTTAINAI」精神に忠実な一品ですね。 こちらはまだ試した事がないので、残念ながら味に関するコメントができません。 パンの柔らかな香りがするのか、バターの風味が残っているのか、興味が尽きませんね。
その他にも、かぼちゃの種やアーモンド、とうもろこし、玄米、お米などからもコーヒーができるようです。 これらの変わったコーヒーたち、通常のコーヒーと比べるとパンチが足りないかもしれませんが、全て【カフェインレス】なため、胃に優しくカフェインが苦手な人でも気軽に飲めるコーヒーなのです!
あなたも、変わったコーヒーをみつけたら、ぜひ試してみてください♪
味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。