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人気店に聞いた美味しい「お好み焼き」の焼き方!フライパンでもお店級になるコツ

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

シンプルな材料で手軽に作れるお好み焼きですが、なぜかお店で食べるようなおいしさにならないと悩んでいる方も多いのでは?水分が出てべちゃっとしてしまう、なんだか味が決まらない…そんなお悩みを解決すべく、大阪発のお好み焼きの人気店「ゆかり」さんに、フライパンで作れるおいしいお好み焼きの焼き方を聞いてきました!

大阪の老舗お好み焼き屋さんに、おいしい焼き方を教えてもらおう!

今回編集部がお邪魔したのは、お好み焼ゆかり 横浜スカイビル店。ゆかりさんは昭和25年に大阪で創業以来、関西と首都圏で9店舗を展開する人気のお好み焼き屋さん。ゆかりさんならきっと、家庭でも再現できるおいしいお好み焼きの作り方を教えてくれるはず…!と思い訪ねてみました。

人気店直伝のお好み焼きレシピを紹介!

取材にご対応いただいたのは、横浜スカイビル店の店長、懸樋さん。「家庭のフライパンでもいくつかのポイントをおさえれば、べちゃっとしないお好み焼きは作れます!」とのことで、早速作っていきましょう!2人分の材料がこちら。

お好み焼きの材料
市販のお好み焼き粉:150g
水:150cc
キャベツ(粗みじん):300g
卵:2個
天かす:20g
青ネギ(小口切り):20g
豚バラ:100g
ソース、マヨネーズをお好きな分量

材料を揃える段階で、まず3つポイントがあるのでチェックしましょう!

(1)キャベツは粗みじん切りに

千切りではなく、粗みじん切りにし、水滴がついていれば予めザルなどで水気を切っておきましょう。ボウルに入れて混ぜる時に、ちょっと混ぜにくいのですが、実は「混ぜすぎない」方がキャベツから水分が出ず、さっくりとした食感に仕上がります。

(2)天かすは絶対入れる

天かすを入れることで、粉と材料の「つなぎ」のような役割をしてくれるほか、中心温度を上げて焼きムラがなくなります。風味としてハッキリしたものがなくても、コクとうまみを引き出してくれるので、必ず入れましょう。

(3)水は冷やしたものを用意する

できれば冷蔵庫でしっかり冷やした水を使いましょう。温度の高い水を使うと、小麦粉からグルテンが出て、べちゃっとした食感になってしまいます。

プロのコツあり!美味しいお好み焼きの焼き方

さて、材料が揃ったら順番に混ぜていきましょう。作り方の工程はこんな感じです。

(1)ボウルに水、粉を入れて混ぜる。泡立て器のようなものではなく、さっくり混ぜられるスプーンがおすすめ。混ぜすぎないのがポイント。ちょっとダマがあるかな?くらいでOK。

ダマが残る程度に軽く混ぜるのがコツ

また、ボウルには1回で焼ける分量だけ作るようにしましょう。大きいボウルにまとめて作りたくなるところですが、混ぜてから焼くまで時間が経つと、水分が出てきてしまいべちゃっとなる原因に。大勢で食べるなら、自分の分をそれぞれのボウルやお椀で混ぜて、順番に焼くと良いそうです。

(2)ボウルにキャベツ、天かす、青ネギ、卵を入れる。

材料を入れたボウル

(3)底から空気を含ませてスプーンでさっくりと混ぜる。ここでも、混ぜすぎないのがコツ。

混ぜるときはスプーンを使用

(4)200度に熱したホットプレート(またはフライパン)に、厚さ2cm程度になるよう丸く乗せ、3分焼く。

お好み焼きは2cmの厚さで焼く

(5)裏返す直前に豚バラを乗せ、ひっくり返す。最初から乗せてしまうと、お肉の臭みが出てしまうので注意を!

豚バラはひっくり返す直前で乗せる

(6)フタをして5分。中まで火を通すため、じっくり待ちます。

フタをして5分待つ

(7)フタを取ります。フタを取った直後は表面がまだ水っぽいですね。

フタを取ると水っぽい感じ

(8)ひっくり返します。ここからしっかり水分を飛ばすため、フタはせずに3分焼いて出来上がり。豚バラにカリっといい焼き色がつきましたね!コテでサックリ切れて、べちゃっとした水っぽさがありません。

さらにフタをせず3分焼く

ソース、マヨネーズ、青のりなどをトッピングして完成〜!

トッピングをのせたお好み焼き

やりがちだけど…避けたいNG行動まとめ

いかがでしたか?家庭でもおいしくお好み焼きを作るためのコツをまとめましょう。

まず、大きなボウルで大量に作らないこと!焼くまでの時間が長いほど水分が出てきて、べちゃっとした食感になってしまいます。1回で焼ける分(2〜3枚分)ずつボウルに材料を用意し、ササっと混ぜて、ササっと焼きはじめましょう。

また、混ぜすぎはNG!粉と水はダマが残るくらいの方がカリッとした仕上がりになります。泡立て器でサラサラになるまで混ぜるのはやめましょう。材料を混ぜる時も、空気を含んでサックリ手早く混ぜるのがコツです。

そして、焼き時間は意外と長め。じっくり待ちましょう。せっせと短時間でひっくり返すのはNGです。せっかちな私もすぐにひっくり返しては「まだ焼けてないな〜」の繰り返しで、結局生焼けになることも多々…。反省しました。

ゆかりさん直伝のレシピと焼き方のコツをマスターして、ぜひおうちでもお店級のお好み焼きを楽しんでくだいさいね!

取材協力:お好み焼 ゆかり

大阪に7店舗・東京・横浜も合わせると全国に9店舗を展開する「お好み焼ゆかり」。昭和25年創業の老舗ですが、もともと洋食屋だったというルーツから、トマトなどを長時間煮込んで作る、オリジナルソースが評判です。またXで「大阪で美味しいお店は?」と誰かが聞けば、必ず「お好み焼ゆかり」を推薦してもらえるような、多くの人に愛される店。そんな大阪・ソウルフードの魅力は、ぜひ店頭で。

店舗&オンライン限定販売の冷凍お好み焼きも大人気。1枚ずつ手焼きで調理したものを急速冷凍しているので、お店で食べるようなふわシャキ食感がおうちで楽しめます。電子レンジで温めてからフライパンで軽く焼くのがおすすめ。

ゆかりオンラインショップはこちらから

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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