4月22日放映のNHK「あさイチ」は、宮城県からお届けする「あさイチ・宮城キャラバン」の2日目で蔵王町へ。まるでアルプスの少女ハイジの世界から飛び出してきたような蔵王町。今回は、そんな蔵王町の特産物である「チーズ」にフューチャー!最新科学でわかった「チーズ」の驚きの効果から美味しい食べ方まで、さっそくリポートします♪
アルプスの少女になりきる有働アナウンサーと、ちょっと引き気味のいのっちの掛け合いから始まった今回のオープニング。ご覧になった方はいらっしゃいますか?4月22日は昨日同様いつものスタジオを飛び出し、宮城県蔵王の特設スタジオからの放送ということで、蔵王の特産品「チーズ」を大特集!大人気のさけるチーズ作りの現場に潜入したり、日ごろ目にすることがないチーズ工場の内部をじっくり見られたのは興味深かったですね。でも、一番驚いたのは、チーズの意外な効果。それは一体どんな効果だと思いますか?
カルシウムが摂取できるなど、健康にいいとされているチーズ。実はこのチーズにはまだ知られていない驚きの効果があるそうです。その効果とはなんと、虫歯の予防。
WHO(世界保健機関)でも虫歯になるリスクを減らす食べ物として、シュガーレスガムと並び、固めのチーズを推奨しているのだとか。
岩手医科大学歯学部で虫歯予防について研究している稲葉大輔准教授によれば、チーズには虫歯に進む反応を抑える効果があるそうです。
食事をすると歯垢の中にいる細菌が食べ物の糖分を分解して酸を生み出します。この酸が大量に発生すると歯のエナメル質が溶け出し、初期の虫歯になります。
一方、チーズを食べると、チーズに含まれるミネラルが唾液の中にあふれ出します。実はチーズのミネラルには酸の働きを弱める効果があるため、エナメル質が溶けるのを防ぎ、虫歯予防につながるそうです。
最新の研究では、チーズに豊富に含まれているリン酸やカルシウムが、初期の虫歯の再石炭化のパワーを高める効果もあると判明したのだとか。つまり、チーズを食べることで虫歯になりかかった歯を元の健康な状態に戻す効果が期待できるというのだからビックリ。ちなみに、チーズは食後に2~3口よく噛んで食べると効果的だそう。
ところで今ご紹介したチーズですが、みなさんは普段どんなものを食べていますか?いろいろな種類のチーズがあるのは知っているけれど、普段はとろけるタイプやプロセスチーズだけという人も、多いかもしれませんね。特にナチュラルチーズは、クセがあるものもあり、どう使っていいのか?わからないという声も聞きます。
番組ではチーズのアレンジレシピも紹介してくれましたよ。チーズ料理を活用するには、チーズの旨み成分を活用するのがポイント。ブルーチーズをもやし炒めに少し加えたり、イカとブルーチーズあえなど。ナチュラルチーズは高くてちょっと厳しいという人にはお助けメニューも。どれも一見本当に美味しいの?と思うような意外な組み合わせでしたが、チーズのおかげで香り豊かに。クックパッドに似たようなレシピがないか?探してみたところ、ありましたよ。
※健康や虫歯予防にいいチーズですが、乳アレルギーのある方は避けてください。 また、授乳中や妊娠中の方は、ナチュラルチーズなどの加熱殺菌されていないチーズは避け、加熱殺菌されたプロセスチーズを食べるようにしてください。
チーズの驚きの効果、いかがでしたか? これからはぜひ食後にチーズを習慣にしたいですね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)