夏休みの自由研究のテーマはもう決まりましたか?海にはいろいろな生き物が住んでいることは知っていると思いますが、意外と身近なところでたくさんの生き物を観察できるのをご存知ですか?それがチリメンモンスターなんです!
海には、魚やエビ、タコ、イカ、アサリなどの貝類などいろいろな生き物が住んでいます。色も形もさまざまな海の生き物について、調べたら楽しそうですよね。でも、お魚を海に観察しにいく…というのは、ちょっと大変そう。実は、家にいても海の生き物を観察する方法があるんですよ!
みなさんは、しらす干しやちりめんじゃこの中に、しらす以外のものが入っているのを見たことがありますか?このしらす以外のもののことを「チリメンモンスター」と呼ぶのだそう。このチリメンモンスター(略してチリモン)を探すと、海の生き物の観察が家にいてもできちゃうんです!
・しらす(しらす干し、釜揚げしらす) または ちりめんじゃこ
・ピンセット
・あれば虫眼鏡(ルーペ)
・チリメンモンスターを取り出すお皿
ピンセットがなければ、お箸でも大丈夫です。その場合は、口につけていないお箸を使うようにしましょう!
大きなお皿などに広げて、しらす以外のものを別のお皿に取っていきます。
・プランクトンの載っている海洋生物または魚類図鑑
・チリモン図鑑
チリモン図鑑では、簡単にチリメンモンスターの種類を調べることができますよ。
クックパッド編集部でも、チリメンモンスターを探してみましたよ。今回、調査したのは、スーパーで買った「釜揚げしらす」と「ちりめんじゃこ」。たくさんの種類のチリモンを発見しましたよ!
探してみて気付いたのは、しらす干しのパックの種類によって、見つかるチリモンの種類が違ったことです。しらすを穫っている海によって、住んでいる生き物が違うということですね。また、しらす、ちりめんじゃこはスーパーなどで売られているものは選別されていることが多いので、漁港近くなどで売られているものの方がチリメンモンスターがたくさん含まれているようです
※注意点!
長時間、チリメンモンスターを探した残りのしらすは傷んでしまっている可能性があります。なるべく早めに探したり、小分けにして探す直前まで冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。残ったしらすを食べるかどうかは、状態をよくチェックして判断し、食べる際には加熱して食べた方がいいでしょう。
※最後にもうひとつ注意点!
実は、編集部スタッフがお皿にチリモンを集めていたら、目を離したすきに、別のスタッフがチリモンが入っているとは知らずにお皿ごと片付けてしまうという事件がありました…。せっかく集めたチリモンを家族に捨てられてしまわないように、チリモン採集中のお皿には、「チリモン入ってます!」などと書いた紙を添えておきましょう。
チリモン図鑑では、自分の見つけたチリモンを調べるだけではなく、投稿すれば種類の同定もおこなってくれるそうです。未知のチリモン発見!なんてこともあるかも!?