年末になると、「クリスマス」「忘年会」「帰省」「旅行」など、イレギュラーな出費が多くなります。そこで今回は、年末の出費を抑えるポイントを紹介します。
年末になると、ボーナスや年末調整で給料以外の臨時収入が入ることがあります。
これらはあくまでも臨時収入として、できるだけ早く貯蓄口座に移してなかったものとしましょう。
ボーナスも、あらかじめボーナス払いを計画していたもの以外は、できるだけ貯めておくようにしましょう。 使えるお金は「手取りの給料だけ」と肝に命じておけば、つい気が大きくなって必要以上にお金を使いすぎなくてすみますよ。
子どもにとっては待ち遠しいクリスマスプレゼントも、親にとっては痛い出費の1つです。 そこで、あらかじめ希望を聞いて、価格比較サイトなどで最安値のものを購入しておきましょう。 ラッピングは100円ショップなどで売られている袋型のものを利用すれば簡単で安上がりです。
ここで注意をしなければいけないのが、家族揃ってプレゼントを選びに行くことです。
家族で外出をすると、外食や目的以外の出費がかかってしまい、更に痛い出費となるので要注意です。
年末はボーナス商戦、クリスマス商戦といった年末商戦となり、売り手がグイグイと近づづいてくる時期です。 当然、いろいろな媒体で消費を刺激するようなキラキラとした特集が組まれます。
クリスマス限定アイテムや、クリスマス限定ディナーなど今じゃなければ手に入らないとばかりにはやし立てます。
乗せられてつい、ふらっと買ってしまいそうになるなら、いっそのことこの時期はテレビをつけっぱなしにしないようにしましょう。節電にもなり一石二鳥です。
必要以上にお金を持つと、つい気が大きくなってしまいがち。
消費刺激が多いこの時期だからこそあえてお金は少なめに持つようにしましょう。
とは言え、お金が足りなくなってATMに駆け込んだり、クレジットカードで急場を凌いではいけません。
お金がないなら、飲み会なども含めて潔くあきらめる気持ちも大切です。
そもそもこの時期にお値打ち品はほとんどでません。むしろ消費が落ちる1月中旬~2月頃の方が安くなることが多いということを、覚えておきましょう。
年末になると不思議とまとめ買いをしなくてはいけない気なってしまいがちです。
それはスーパーが休業し、卸売り市場がお休みになり、買い物に困るといったイメージが残っているからなのかも知れません。
とは言え最近のスーパーは、年明け2日から営業するところもあれば、365日休み無く営業しているところもありますので、それほど買い込む必要もなくなってきています。
年末から年明けにかけて市場が休みとなり、一時的に野菜の価格が高騰しますが、日持ちのする食材を上手に保存しながらやりくりするようにしましょう。
この年末、お金を残すも減らすも自分次第!財布の紐を緩めすぎないように、必要な出費かどうか少し立ち止まって考えるようにしてみましょう。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>